3月25日に丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で第19回Wリーグ プレーオフ・ファイナルが行われ、JX-ENEOSサンフラワーズがデンソー アイリスと対戦。試合は立ちあがりからディフェンスが機能し、前半を31-14で終えたJX-ENEOSがそのままリードを守って、最終スコア71-59で勝利。Wリーグ最多タイとなる10連覇を達成した。
試合後、JX-ENEOSの吉田亜沙美は「私自身すごく緊張していて出だしは重かった」と明かしたが「徐々にJXのバスケットができた。今日もディフェンスが崩れずに、みんなでできたのが良かったと思います」と振り返った。さらに「スターティングメンバーのほとんどがナショナルチームで世界と戦っているので、経験値はデンソーさんよりはるかにある」と述べるも、「やはり一人ひとりが『とにかく勝ちたい』という気持ちが強かった」と、相手よりメンタルの部分でも勝っていたことを勝因に挙げた。
「10連覇を達成できたのも、私たちだけじゃなくてファンの方やコーチの支え、会社の方々含めて色んな方々にサポートしていただいたおかげだと思っています。私たちはプレーでしか返せないけれど、何か少しでも恩返しができたんじゃないかなと思っています」
常勝軍団をまとめるキャプテンは、周りへの感謝の言葉も忘れなかった。