2018.03.26

チーム最多得点で優勝に貢献した渡嘉敷来夢、吉田亜沙美とのホットラインは「世界に通用する」

デンソーとのPOファイナルで渡嘉敷は計18得点10リバウンドをマーク[写真]=加藤誠夫
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 3月25日に丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)にて行われた第19回Wリーグ プレーオフ・ファイナル。試合は10連覇を狙うJX-ENEOSサンフラワーズがデンソー アイリスに71-59で勝利しリーグ制覇を果たした。

 エースの渡嘉敷来夢は、計18得点10リバウンドの活躍で優勝に貢献。試合後の記者会見では、デンソーの若い力に脅威を感じながらも「相手も強いところがうちと似ているが、それでもやっぱりうちの方が強いから勝てている。各ポジションを見たときに、自分たちの方が上だなとは思う」と自信をのぞかせ、「昨日の試合からディフェンスに集中していい流れで来た。うちのチームはディフェンスからというのがポピュラースタイルなので、そこがしっかり出せたのは良かった」と試合を振り返った。

 一方で、試合中に負傷した大崎佑圭がベンチに下がった時が一番緊張し「泣きそうになった」と明かした渡嘉敷。しかし、コート上ではベンチメンバーの大沼美琴らに積極的に声をかけていた。

「『とりあえず思いっきりやればいいよ。空いたら打っていいし』というのだけは伝えた。自分がいつも以上に積極的に声を出して引っ張らないとというのはすごく感じた。いつもより気持ち的にも疲れました。慣れないことはするんじゃないなと(笑)」

 また、苦しい時間帯に何度もチームを救ってきた吉田亜沙美とのホットラインについて問われると「何かあると自分たちが必然的に合うんですよね。ここ1本という時は、お互いが分かり合ってる部分があると思う。本当にこのホットラインは世界でも通用すると思っています」と嬉しそうに語る。

日本代表でもともにチームをけん引する渡嘉敷と吉田[写真]=加藤誠夫

 最後に渡嘉敷は、この日で現役引退となったトヨタ自動車アンテロープスの大神雄子について、こう敬意を表した。「自分がWリーグに来たのは、中学生の時にシンさん(大神)が一言『一緒にやろう』と言ってくれたから。自分もいつかシンさんみたいにレジェンドって言われるようにがんばりたい。あれだけ祝福されて、もう最高ですよね」

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