3月8日、第22回Wリーグプレーオフ記者会見がリモートにて開催。3月14日からスタートするセミファイナルの第1試合で戦う、トヨタ自動車アンテロープスの三好南穂と馬瓜エブリン、富士通レッドウェーブの町田瑠唯、篠崎澪の4選手が参加した。
クォーターファイナルを勝ち切った富士通では、キャプテン・町田が「出だしからリズム良く入れたと思っています。でも、試合を通してディフェンスのミスだったり、リバウンドのところで簡単にやられてしまったケースが多かったので、そこはまた修正していきたいと思います」と試合を振り返る。篠崎も、「受け身にならず、出だしからディフェンスを徹底して、そこから富士通のペースで試合を運べたと思います。ですが要所要所のリバウンドであったり、大事な場面でのターンオーバーだったり、まだまだ課題が残る試合だったので修正して次に活かしたいです」と手応えを掴みつつも反省を述べた。
セミファイナルに向けて町田は、「(トヨタ自動車は、)個人の能力が凄い高い選手が揃ってますし、インサイドとアウトサイドもバランスが良くて、フィジカルも強いと思うので、ディフェンスとリバウンドが大事になってくる」と話し、「ゲームコントロールのところはもちろんなんですけど、積極的にアタックしてシュートチャンスを作っていけるように、富士通らしい速いバスケットに展開したい」と抱負を述べた。篠崎も、「選手が一人一人力を持っていて、選手層もとても厚いと思うので、中も外もバランスよく攻めてきますし、ディフェンスでも体格や高さを生かして守ってくる印象」とトヨタ自動車の個々の強さを評価しており、「富士通のバスケットの展開にどれだけもっていけるかが重要になってくるので、まずは全員でそこにフォーカスして戦っていきたいです。その中で苦しい展開や時間帯に、体を張ったプレーでチームを引っ張っていきたいと思います」と決意を表している。
一方、セミファイナルが初戦となる西地区1位トヨタ自動車のキャプテン・三好は富士通に対して、「3ポイントだったり外回りが強い印象と、カッティングが凄くうまいチームなので、そこをしっり止めていかないといけない、ディフェンスでも強いので、自分たちが負けないように自分たちも前に前にというプレーをしていけたらと思います」とコメント。また、エース馬瓜も「3ポイントが入る印象」と富士通を評価。
プレーオフ初戦となるセミファイナルに向けて三好は、「2シーズン前にセミファイナルの舞台で負けてしまったという悔しさがあるので、同じ失敗をしないようにしっかり気持ちを持ち、最後に優勝できるように頑張りたいと思います。個人としてはディフェンス面でチームに貢献できるように頑張りたいと思います」とコメント。馬瓜は、「歴史を変えるようなプレーオフにしたいという目標があるので、そのために目の前の試合を一つひとつやることと、チームの起爆剤になりつつ安定したプレーをしていくことがチームの勝利に向けたことかと思います」と力強く話した。