7月8、9日にウイングアリーナ刈谷で行われたバスケットボール女子日本代表国際強化試合2017三井不動産カップで、女子日本代表チームがオランダ代表と対戦。第1戦で91-42と49点差の大勝を挙げた日本は、第2戦で72-45の勝利を収めた。
日本を指揮するトム・ホーバスヘッドコーチは第2戦終了後、27点差の勝利について「1戦目よりも得点が下がったが、スタッツは悪くない」と話し、「オランダのシューティングパーセンテージの方が低いし、日本はリバウンドで勝っている」と試合内容を評価。「1戦目より気持ちが下がったり、緊張感が減ったりするかもしれないと心配していた」と明かしながらも、「(選手たちは)いい仕事をしたし、十分な努力をした」と語った。
一方で、「オフェンスはあまり良くなかった」と課題を挙げ、「シュートが入らなかった。(長岡)萌映子、近藤(楓)、水島(沙紀/いずれもトヨタ自動車アンテロープス)、宮澤(夕貴/JX-ENEOSサンフラワーズ)の3ポイントが、合わせて10分の1」とアウトサイドシュートの確率の悪さに言及。「目の前が空いていたらシュートを打つべきだが、今日はそうでない時があった」と指摘し、「たとえ、それまで自分のシュートが入っていなくても、次のシュートは関係ない。『次は絶対に入る』という気持ち、考え方が必要」とコメントした。
また、2試合をとおしての収穫に守備を挙げたホーバスHC。「ディフェンスからいいファーストブレイクにつながった」と振り返り、「2戦目の方が、オランダのターンオーバーが多く(第1戦は18、第2戦は20)、日本のスティールも増えた(第1戦は8、第2戦は11)」と口にした。「しっかりとディフェンスをすることができれば、今日のように外からのシュートが入らない日でも、勝つチャンスがある」と、23日からインドで始まるFIBA女子アジアカップ2017に目を向けた。