2017.07.09

司令塔の吉田亜沙美が若手の成長を評価。強化試合第1戦を終えて手ごたえを語る

自身10アシストを記録し、チームを勝利に導いた吉田亜沙美(JX-ENEOSサンフラワーズ)[写真]=江崎浩司
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 7月8日、ウイングアリーナ刈谷で行われたバスケットボール女子日本代表国際強化試合2017三井不動産カップ第1戦は、91-42で日本女子代表チームがオランダ代表に快勝した。キャプテンであり、司令塔の吉田亜沙美(JX-ENEOSサンフラワーズ)は試合後の記者会見で、「ハーフタイムに(トム・ホーバス)ヘッドコーチから『もっと速いバスケをしよう』と指示があった。それに対して、ポイントガードとしてチームをプッシュ(アップテンポのバスケを引き出)し、それに周りが対応してくれた。ディフェンスで我慢して、そこから速いバスケを展開でき、後半は日本の武器である走るバスケができた」と胸を張った。

 7月23日に開幕するFIBA女子アジアカップには藤岡麻菜美(JX-ENEOS)、水島沙紀、馬瓜エブリン(ともにトヨタ自動車アンテロープス)、河村美幸(シャンソン化粧品シャンソンVマジック)、赤穂さくら(デンソー アイリス)という若手が国際舞台に立つことになる。吉田は、「ヨーロッパやアメリカ遠征を行い、(若手は)いい経験を積んでいると思う」と指摘。「何度も国際大会に出場している私たちはその経験はあるものの、相手チームにスカウティングされているとも言える。しかし、若い選手はデータがないだけに、それだけで武器になるし、自分たちにとってはプラスになる。ベンチメンバーといっても、誰がスターターでコートに立ってもおかしくないくらい戦力は整ってきた。(第2戦でも)ガンガン攻めてアピールしてほしい」と、最後はさらなる若手の奮起を期待した。

 なお、第2戦は同会場で9日に行われる。

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