妹の活躍に「プレッシャーをかけられた」馬瓜エブリン、アジア杯初戦でチーム最多の21得点

レイアップシュートに向かう馬瓜エブリン(トヨタ自動車アンテロープス) [写真]=小永吉陽子

 7月23日にインドのバンガロールで行われたFIBA女子アジアカップ第1戦で、「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チームがフィリピン代表に106-55で完勝を遂げた。

 代表戦デビューを果たした馬瓜エブリン(トヨタ自動車アンテロープス)は、ベンチスタートながらチーム最多の21得点をマーク。「緊張してガチガチになると思っていましたが、楽しくできました。トム(ホーバスヘッドコーチ)さんが『自信を持ってプレーしろ』と何度も言ってくれたので、そのとおりにプレーできました」と試合を振り返り、「ディフェンスからのファーストブレイクを狙う自分たちのバスケットをやることが目標で、それができたので良かったです」と手応えを口にした。

 大差のついたこのゲームでは、馬瓜を含む代表初選出メンバーだけのラインナップを起用する場面もあった。馬瓜は「出だしのところが悪くて、トムさんに喝を入れられました。そこを言われなくても、自分たちで上げていけるレベルにならないといけないので、この短期間でも成長して、次の試合ではできるようにしたい」と向上心をのぞかせた。

[写真提供]=日本バスケットボール協会

 また、試合前日の22日には、イタリアでFIBA U19女子ワールドカップ2017が開幕し、U19日本代表がオーストラリアに66-61で勝利。エブリンの妹である馬瓜ステファニー(トヨタ自動車)は、先発のパワーフォワードとして出場し、8得点4リバウンドを挙げた。「映像は見ていませんが、スタッツは見ました」と話すエブリンは、妹の活躍に「すごいプレッシャーをかけられたと思いました」と笑い、「ステファニーもチームの中心としてしっかりがんばっているので、自分も日本のためにがんばって、(25日に行われる予選第3戦の)オーストラリアに勝てるようにしたいです」と意気込みを語った。

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