先発の座をつかんだ長岡萌映子、さらなる飛躍を追求「まだまだ上を目指せる」

日本代表の先発スモールフォワードを務める長岡萌映子(トヨタ自動車アンテロープス)[写真]=小永吉陽子

 7月23日にインドのバンガロールで開幕したFIBA女子アジアカップで、「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チームがフィリピン代表との第1戦を106-55で制した。

 2016年のリオデジャネイロ・オリンピックでは出場機会が限られ、悔しさを覚えた長岡萌映子(トヨタ自動車アンテロープス)だったが、現在の代表では先発スモールフォワードの座を勝ち取っている。「本当にうれしいです。この場で自分がスターターとして出られていることに感謝しています」と、11得点を挙げたアジア杯初戦後に想いを明かし、「トム(ホーバスヘッドコーチ)には『(スターターは)自分でつかんだものだよ』と言われていて、それは自信にしようと思います」と述べた。

 一方で、「自分が成長したかどうかは、第三者が感じてくれればいいと思います」と、自身のステップアップについては肯定せず。「自分はまだまだだと思っていますし、今日の試合も全然ダメでした。トムから求められているものも大きいので、もっともっと自分は成長しないといけないです。まだまだ上を目指せると思います。(富士通レッドウェーブからトヨタ自動車への)移籍を経てのタイミングなので、見てくれている人たちに『成長したな』って感じてもらえたらと思います」と語った。

[写真提供]=日本バスケットボール協会

 また、長岡と同じくスモールフォワードを本職とする宮澤夕貴(JX-ENEOSサンフラワーズ)とのプレーにも言及。代表チームではパワーフォワードとしてスターターを務める宮澤について、「アース(宮澤)はシュートがうまいので、シュートを打たせたり、自分がミスマッチだった時に中に入ってポストアップしたりして流れを作ったりします。同い年だから話し合えることやコミュニケーションを取れることもあると思います」と連携について話した。

 24日に行われる韓国戦は「1番の山場だと思います」と分析。「韓国とは因縁の対決という部分もあるし、気合いを入れてやらないとつぶされてしまうと思います。日本らしいバスケットをして、次の(25日)オーストラリア戦につながるようにしたいです」と意気込みを口にした。

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