7月28日にインドのバンガロールで行われたFIBA女子アジアカップ準決勝で、「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チームが中国代表と対戦。最終スコア74-71で接戦を制し、アジアカップ3連覇まであと1勝に迫った。
日本を指揮するトム・ホーバスヘッドコーチは試合後、「しつこいバスケ」を中国戦の勝因に挙げ、「勝てた理由はセットプレーやディフェンスではない。日本には勝ちたいという気持ちがあった」と、最終クォーターで最大9点ビハインドを背負った場面でも諦めなかった自軍を評価した。
また、スターティングメンバーに藤岡麻菜美(JX-ENEOSサンフラワーズ)と水島沙紀(トヨタ自動車アンテロープス)を起用した理由を「藤岡はケガの吉田(亜沙美/JX-ENEOS)の代わり。近藤(楓/トヨタ自動車)は相手にスカウティングされていて、大きい相手に対して速い選手を出したかったから」と言及。19得点14アシストの大活躍を見せた藤岡に関しては「すごく良かった。今は1人でプレーするのではなく、チームメートを使っていることがいい」と称えた。
最後に、29日に行われるオーストラリアとの決勝戦へ向け「負けない。『我慢してしつこいバスケ』をするしかない。日本が一番いいチームと思うので、自分もチームの力も信じて臨みたい」と意気込んだ。