4月24日、平成30年度女子日本代表候補選手による強化合宿の模様が報道陣に公開された。
Wリーグ所属選手から高校生までの有力選手52名が名を連ねた今回の候補メンバー。大学生からは永田萌絵(東京医療保健大学3年)、中田珠未(早稲田大学3年)、佐坂樹(白鷗大学3年)の3名が選ばれ、同日の記者会見でトム・ホーバスヘッドコーチは「大学生や高校生という若い選手が思った以上に良く、楽しみ」と期待を寄せた。
その中でも、指揮官は中田の名前を最初に挙げ、「特に面白い選手。速さも高さもあるし、リバウンドも取れる」と手放しで褒めた。中田は昨年8月に行われた「第29回ユニバーシアード競技大会」の代表にも選出され、日本に50年ぶりの銀メダルをもたらした182センチのインサイドプレーヤー。練習後の取材では、「4番ポジション(パワーフォワード)のわりには走れるし跳べる方だと思います」としっかりと自身の長所を理解している様子だったが、「まだ『すごいなあ』と思う人がたくさんいて、上には上がいるなという感じです。その中で見て学ぶこともあるので、いい所を盗んでやっていければいいなと思います」と素直な感想を述べた。
それでも、今後も続く選考合宿へ向けて「チームでは5番(センター)をやっていますが、ここでは(ポジションが)上にあがれるだけ有利だと思うので、走ることもそうですし、スピードを活かしたドライブなど同じポジションなら勝っている部分をアピールしたい」と意欲を示した。