女子代表指揮官、中国との再戦に意欲「倒さないといけないと思っている」

女子日本代表のBチームを率いる薮内夏美ヘッドコーチ [写真]=小永吉陽子

 8月26日にインドネシアのジャカルタで行われた「第18回アジア競技大会(夏季大会)」の女子バスケットボール競技の決勝トーナメント準々決勝で、日本代表がカザフスタン代表を104-57で撃破。準決勝に駒を進めた。

 21日の予選最終戦から4日間空いたため、薮内夏美ヘッドコーチは「コンディションとゲーム感が心配だった」。それでも、練習やミーティングをとおしてモチベーションを維持。第1クォーターこそ22-21と苦しんだが、終わってみれば47点差の大勝を収め、指揮官は「最後は日本らしさが出て、勝って良かった」と振り返った。

 宮澤夕貴(JX-ENEOS サンフラワーズ)や長岡萌映子(トヨタ自動車 アンテロープス)、高田真希(デンソーアイリス)など「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2018」に向けた選手以外でアジア大会に臨んでいる日本。「Aチームの魂をしっかりと引き継いだBチーム」の出来について、薮内HCは次のように評価する。

「ここまでのプランは思ったとおり。選手のプレースタイルや身長など(Aチームと)違う部分があるので、少しBチームらしいプレーをプラスアルファで準備している。身長は低いが、篠崎(澪/富士通レッドウェーブ)、林(咲希/JX-ENEOS)、渡邉(亜弥/三菱電機 コアラーズ)などの機動力をもう少し活かせたら」

 30日に行われる準決勝の相手は、予選で73-105の大敗を喫した中国代表。指揮官は「同じグループのチームと(準決勝で)あたるのはどうなんだろう」と疑問を呈した上で、「決まったことなのでしょうがない。いつか中国は倒さないといけないと思っている。それが準決勝か決勝かの違いなだけ」と意気込みを語った。

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