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8月26日、インドネシアのジャカルタで「第18回アジア競技大会(夏季大会)」の3人制バスケットボール競技の決勝トーナメントが行われた。
宮下希保(アイシン・エイ・ダブリュ ウィングス)、馬瓜ステファニー(トヨタ自動車 アンテロープス)、奥山理々嘉(八雲学園高校 3年)、今野紀花(聖和学園高校 3年)の4人で大会に臨む女子日本代表は、準々決勝でインドネシア代表を15-6で、準決勝でタイ代表を21-16で撃破。金メダルを賭けて中国代表と顔を合わせた。
試合は0-3で迎えた開始1分26秒、今野がようやくチーム初得点をマーク。しかし、再び0-3のランを許すなど攻めこまれると、10-19の残り1分30秒に決勝点となる2ポイントを与えた。
栗林未和(富士通レッドウェーブ)のケガにより、5人制のアジア大会に出場していた馬瓜がメンバーに入るなど、不測の事態があった中での銀メダル獲得。長谷川誠アドバイザーコーチは「準備期間が短い中、高校生2人を入れて良くここまで来れたというのが本音」と話した上で、「限られた準備期間の中でも、コーチ陣の『こういうふうにやろう』という指示を忠実に守って、それを表現してくれた」と選手たちの健闘を称えた。
その一方で「彼女たちの経験が足りなかった」。中国は4月の「FIBA 3x3 アジアカップ2018」で準優勝を飾り、6月の「FIBA 3x3ワールドカップ2018」で4位に入ったメンバーのうち2人がアジア大会にも出場しているようで、長谷川コーチは「経験とサイズの差。もう少しレベルアップしたい」とコメントした。
もっとも、ジャカルタでチームに合流したという馬瓜が急きょ3x3に出場したように、「5人制とうまく行き来できるような形」(長谷川コーチ)を作っていくことが競技力向上につながる。2年後に控えた東京2020オリンピックに向け、5人制と3人制のバスケがともに成長していくことに期待したい。