4月末、都内で行われた女子日本代表チームの活動開始記者会見にて26名の候補選手が発表。5月6日には第3次強化合宿参加メンバーが発表され、26名から18名に絞られた。代表候補メンバーに名を連ねたJX-ENEOSサンフラワーズの梅沢カディシャ樹奈は、189センチの長身を誇るセンタープレーヤー。所属チームでは今季から先発に抜擢され、皇后杯6連覇とWリーグでは新記録となる11連覇に貢献した。若干20歳と今後も日本のインサイドに君臨するであろう梅沢に、代表活動への意気込みなどを聞いた。
インタビュー=小沼克年
写真=兼子慎一郎
――まずは、2次合宿初日の練習を終えての感想をお願いします。
梅沢 今まで3ポイントは打ってこなかったんですけど、(トム・ホーバス)ヘッドコーチから打てるようにと言われました。そこで今回の練習で打ってみたら結構入ったので、そこは手応えを感じています。日本代表では、ポジション関係なく3ポイントを打てと言われているので力を入れているところです。
――改めて梅沢選手の持ち味を教えてください。
梅沢 パワーと高さを活かしてゴール下で力強いプレーをすること。このチームでも身長は高い方なので、リバウンドももっと取れるようになりたいです。
――JX-ENEOSでは今シーズンから先発を担いました。最も成長できた部分はどこですか?
梅沢 スタメンでやらせてもらって、試合を重ねていくごとに自信がついたことです。自分は元から自信がない方なので、そこはレベルアップできました。
――他にレベルアップできた部分はありますか?
梅沢 シーズン序盤から終盤になるに連れて、シュートがどんどん入るようになりました。一つひとつの判断もまだ足りない部分はあるんですけど、最初に比べたらよくなったと思っています。
――所属チームと日本代表でも一緒にプレーする渡嘉敷来夢選手の存在はどう感じていますか?
梅沢 もちろん、超えていきたいという思いはあります。毎日一緒に練習していますし、盗める部分は盗んでこれからもお手本にしていきたいです。
――実際にやってみて、特に違いを感じる部分はありますか?
梅沢 「経験」ですね。もちろん上手さも違いますけど、そこが一番です。
――現在、一番の課題は何ですか?
梅沢 3ポイントもですけど、コーチの言われたことをしっかり遂行すること。でも、落ち着いてプレーすれば大丈夫かなと思っています。
――代表の活動への意気込みをお願いします。
梅沢 東京オリンピックにも出たいですし、そのためにはこの合宿に残らないと一歩踏めないと思うので、今はそこを目標にしてます。自分の強みである高さとパワーを活かして、自信をもってバスケットができるようにがんばります。