2019.04.28
4月25日、味の素ナショナルトレーニングセンターにおいて、「2019年度バスケットボール女子日本代表チーム 活動開始記者会見」が行われた。先月の国際バスケットボール連盟中央理事会において、東京オリンピックの開催国枠を付与された女子日本代表。昨年のFIBA女子ワールドカップでは9位に終わったが、自国開催のオリンピックでの活躍が期待されるだけに、多くのメディアが詰めかけた。
会見には日本協会の東野智弥技術委員長とトム・ホーバス女子日本代表ヘッドコーチが登壇。来年にオリンピック開催を控えた今シーズンの方針が発表された。
ホーバスHCは「去年のワールドカップで目標(メダル獲得)は達成できなかったが、いい経験になった。東京オリンピックでの目標である金メダル獲得は変わっていない。それに向けて準備を進めていく」と、これからのシーズンの抱負を語った。
女子代表の目標に向けて「日本協会としてもサポートを惜しまない」と語ったのは東野委員長。「金メダルを目指すためには現在6連覇中のアメリカを倒さなければいけない。閉幕式の日に行われる女子決勝の舞台に立てることを目指していく」と、こちらも力を込めた。
この日から始まる第2次合宿(5月1日まで実施)には26名の候補選手が参加することになった。今後、5月31日、6月2日にベルギーと対戦する「女子代表国際強化試合2019 三井不動産カップ」や8月20日から25日までさいたまスーパーアリーナで行われる「女子日本代表国際大会2019 三井不動産カップ」(詳細な日程、大祭国は挑戦中)などの国際大会が組まれているが、この26名の中から12~15名をセレクトしてチームを編成して臨むことも合わせて発表された。まだ日程も会場も決まっていないが、4連覇がかかるFIBA女子アジアカップも控えており、それに向けての準備も進めていくという。
ホーバスHCは、「キャプテンには髙田(真希)を指名した。代表でのキャプテンは2シーズン目になるが、スタッフと選手の間をつなぐ役目を任せられると思う。髙田とはコミュニケーションを重ねているので不安はない」とコメント。
また、3月に現役引退を発表した吉田亜沙美の後継者には「吉田の穴は大きい。彼女は日本のスーパースターというだけでなく、他の国からもリスペクトされる存在だった。その吉田とずっとプレーしてきた本橋(菜子)、町田(瑠偉)、藤岡(麻菜美)にバトンタッチはできている」と、3名を指名。さらに「合宿には吉田にも参加してもらって、直接指導をしてもらうことになっている」ことも明かしてくれた。
東京オリンピックの開幕まであと456日。女子日本代表悲願の金メダル獲得に向けて活動がいよいよ本格的にスタートする。
☆2019年度女子日本代表候補選手
藤髙三佳(トヨタ自動車 アンテロープス)
髙田真希(デンソー アイリス)
水島沙紀(トヨタ自動車 アンテロープス)
渡嘉敷来夢(JX-ENEOSサンフラワーズ)
本川紗奈生(シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)
石原愛子(JX-ENEOSサンフラワーズ)
内野智香英(富士通 レッドウェーブ)
町田瑠唯(富士通 レッドウェーブ)
宮澤夕貴(JX-ENEOSサンフラワーズ)
谷村里佳(シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)
本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)
三好南穂(トヨタ自動車 アンテロープス)
長岡萌映子(トヨタ自動車 アンテロープス)
藤岡麻菜美(JX-ENEOSサンフラワーズ)
林咲希(JX-ENEOSサンフラワーズ)
根本葉瑠乃(三菱電機 コアラーズ)
馬瓜エブリン(トヨタ自動車 アンテロープス)
川井麻衣(三菱電機 コアラーズ)
赤穂さくら(デンソー アイリス)
佐藤奈々美(トヨタ紡織 サンシャインラビッツ)
中田珠未(早稲田大学4年)
梅沢カディシャ樹奈(JX-ENEOSサンフラワーズ)
赤穂ひまわり(デンソー アイリス)
馬瓜ステファニー(トヨタ自動車 アンテロープス)
オコエ桃仁花(富士通 レッドウェーブ)
奥山理々嘉(JX-ENEOSサンフラワーズ)
2019.04.28
2019.04.28
2019.04.26
2019.04.04
2019.03.31
2019.03.21