2019.04.26
国際バスケットボール連盟(FIBA)から東京オリンピックの開催地枠の付与を受け、日本バスケットボール協会(JBA)の大河正明副会長がメディア対応を行った。大河副会長は「三屋(裕子JBA)会長は『4つ(の開催枠を)獲って満点』と言って出発しましたが、それを果していただいてうれしく思います」と、三屋会長の労をまずねぎらった。1976年のモントリオール大会以来の五輪出場となる男子代表について、「もしかしたら自分の生きているうちは出場できないのではと思っていました」と正直な気持ちを吐露。「アカツキファイブがやっと夜明けを迎えたと思っています。これからはどんどん陽を高くしていきたい。出場権を獲得できたのはW杯出場が大きかったと思いますが、フリオ・ラマスヘッドコーチを招へいしたこと、それとBリーグの成長があり、選手たちのスタンダードが上がったことが大きかったのではないでしょうか」と、男子代表の開催地枠獲得を分析した。
大河副会長は女子代表と男子とは立場が違うことを強調した。「女子はリオに続いて2大会連続の出場ですし、リオではベスト8で終わりましたが強豪国とも互角に戦いました。その時から東京ではメダルを獲得するのが目標として強化を進めてきています。男子と違って、女子は出場が目標ではありません。これで正式にメダル獲得を目指してほしいと思います」と期待を寄せた。そして、「先日、吉田が引退しましたが、若い力が確実に伸びているので、ぜひ頑張ってほしいと思います」とエールを送った。
3x3の男子代表に関しては「先日岡山で行われた合宿でBリーグの選手が本格的に参加しましたが、代表選手になるための競争は激化していると聞きます。出場が8チームと言うことでメダル獲得のチャンスもあります」と、期待は大きい。
「3x3の女子代表は若手が中心となりますが、世界的に見ても強いと言えるでしょう。日本の女子は高さやパワーでは引けを取るかもしれませんが、技術力では負けていません。それだけに3x3では日本人の特性を生かせるはずなので、メダル獲得のチャンスがあると思っています」と5人制と合わせてのメダル獲得に期待を寄せた。
大河副会長は「(東京五輪の開催地枠付与を受け)これでタスクフォースの第一幕が終了。新元号とともに第二幕が開きます」と気を引き締める。最後に「4つの出場権を獲得したのですから、過去最高の成績を残してほしいと思っています」と笑顔で語った。
文=入江美紀雄
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