セルティックスのGM、放出したトーマスは「精神と個性でファンの心を捉えた」

　NBAのボストン・セルティックスは8月23日（現地時間22日）、クリーブランド・キャバリアーズとの大型トレードを敢行。アイザイア・トーマス、ジェイ・クロウダー、アンテ・ジジッチの3選手に加え、2018年のドラフト1巡目指名権を放出し、カイリー・アービングを獲得した。

　セルティックスのゼネラル・マネージャーを務めるダニー・エインジ氏は、チームの公式HPをとおして声明を発表。「アイザイアは“セルティック”を体現した存在だった。彼はその精神だけでなく個性をもって、ファンの心を捉えていた。ジェイはチームにタフさを伝染させた。彼は毎年スキルを向上させ、そして彼の活力と闘志は記憶に残るものだった。私たちは彼らと彼らの家族の幸運を祈っている」とコメントした。

　また、チームの共同オーナーであるウィクリフ・グラウスベック氏は、「アイザイアとジェイは、我々の成功の大部分を支えてくれた。プレーオフにおいてアイザイアが見せた、（妹のチャイナさんを交通事故で亡くした）きわめて困難な状況下でのパフォーマンスは歴史に残り続ける」と述べた。

　トーマスは2015年2月からセルティックスに在籍し、昨季レギュラーシーズンはリーグ3位となる1試合平均28.9得点を記録。クロウダーは2014年12月からチームに所属し、昨季は1試合平均13.9得点5.8リバウンドを挙げた。ジジッチはクロアチア出身のセンターで、2016年にドラフト1巡目23位でセルティックスに指名された。