1月9日(8日)、ゴールデンステート・ウォリアーズのスーパースター、ステフィン・カリーがカロライナ・パンサーズ(NFL)を買収する、という報道が流れた。現地メディア『USA Today』が報じている。
事の発端は先月、パンサーズのオーナー、ジェリー・リチャードソンがチームを売却するかもしれないと発表されたことだった。ラッパーのP.Diddyが「フランチャイズを買いたかった」とツイートすると、カリーが割って入ってきた。「(チーム買収について)とても興味がある」と話しており、カリーからは本気度の高さが感じられる。
Lets go @Panthers #KeepPounding pic.twitter.com/lwHQlnvJ9H
— Stephen Curry (@StephenCurry30) January 7, 2018
パンサーズはノースカロライナ州シャーロットに本拠地を置くNFLチームで、2015年にはスーパーボウルに進出している。カリーがパンサーズのファンであることは有名な話だ。カリーの故郷はシャーロットであり、父デル(元シャーロット・ホーネッツほか)がホーネッツのアナウンサーを務めていたこともあり、カリーは父デルに付いていき、幼い頃からパンサーズの試合を生で見ていたという。
2015年のスーパーボウルでは、カリーがパンサーズのユニホーム姿で試合前のセレモニーに登場し、「キープ・パウンディング(たたき続けろ)」のキャッチフレーズ入りのドラムをたたき、チームを鼓舞した。ちなみに偶然にもその日、現在ウォリアーズのチームメートであるケビン・デュラント(206センチ)も“大型カメラマン”として試合会場で撮影していた。
ただ実際のところ、カリーが本当に買収できるかはあやしい。経済誌『Forbes』によると、パンサーズ買収に必要とされる金額は2000億円以上。カリーは昨夏にウォリアーズと5年で200億以上の再契約を結んだとはいえ、大きな開きがある。カリーにはアンダーアーマーなどの副収入があるとはいえ、さすがに厳しいか。
それでも、カリーの“パンサーズ愛”は誰もが認めざるを得ないため、今後も“オーナーへの道”を模索していくことになりそうだ。