【NBA】レブロンが史上最年少で通算3万得点達成、歴代1位のジャバーを上回ることはできるか?

史上最年少でNBA通算3万得点を達成したレブロン[写真]=Getty Images

 1月24日(現地時間23日)、レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)が、史上最年少(33歳と24日)で通算3万得点を達成した。これまでの最年少記録は、コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)が持つ34歳と104日だった。

 この日行われたサンアントニオ・スパーズとの試合に先発出場したレブロンは、第1クォーター終了間際にプルアップジャンパーを決めて、NBA史上7人目となる偉業を成し遂げた。

 通算3万得点を達成したのは、NBA史上7人目。これまで、カリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか)、カール・マローン(元ユタ・ジャズほか)、コービー、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、ウィルト・チェンバレン(元フィラデルフィア・ウォリアーズほか)、ダーク・ノビツキー(ダラス・マーベリックス)と、そうそうたるレジェンドたちが成し遂げてきた。

 なお、レブロンは1,107試合目で通算3万得点に達したのだが、試合数では史上4番目となった。1位はチェンバレン(941試合)、2位はジョーダン(960試合)、3位がジャバー(1,101試合)となっている。

 では、レブロンはジャバーが保持する通算最多得点(3万8.387得点)を上回ることができるのだろうか。現地メディア『USA TODAY Sports』によれば、その可能性は十分あると言えるだろう。

 というのも、レブロンはここまで、キャリア平均27.1得点、ルーキーシーズンを除くすべてのシーズンで平均25得点以上を記録している。今季も同等の成績を残すと仮定したうえで、2018-19シーズンから38歳となる2022-23シーズンまで、70試合出場、平均21.6得点をキープできれば歴代1位になれるというのだ。以前、レブロンは「引退は子どもたちの成長しだい」と語っていただけに、38歳までプレーしている可能性は十分ありそうだ。

 チームメートで親友のドウェイン・ウェイドも「彼ならできる。彼は(通算得点で歴代)1位か2位でキャリアを終えるだろうと、俺はいつも言ってるんだ。あと8,000くらいなんだから、彼は(通算得点歴代1位の座を)取りに行けるようにトライしなきゃと俺は思ってる」と賛同している。

 また、レブロンが38歳までプレーできるのであれば、通算リバウンド数とアシスト数で1万本を超えることが濃厚。そうなれば、アシスト数では歴代TOP5に入ることとなるため、長期間にわたってプレーした“史上最強のオールラウンダー”として名を残すことになる。

 しかしながら、現状ではレブロンが記録のことについてあまり考えることはなさそうだ。キャブスはスパーズとの試合に102-114で敗れてしまったため、ここ10試合で3勝7敗と、さらに負けが込んできてしまった。2月9日(同8日)のトレード・デッドラインを前に、キャブスの周囲ではトレードのウワサが渦巻いている。まずはリーダーとしてキャブスを立て直し、チャンピオンシップを目指してギアを上げたいところだ。

さらなる高みへと突き進むレブロン。このままあと5シーズンプレーできれば、通算3万得点1万リバウンド1万アシストも射程圏内だろう[写真]=Getty Images

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