2018.01.19
1月16日(現地時間15日)、現地メディア『ESPN』によると、ケビン・デュラント(ゴールデンステート・ウォリアーズ)は現役引退後、NBAチームのオーナーになることを考えていることがわかった。
過去1年半というもの、デュラントとリッチ・クレイマン(デュラントのビジネスパートナー)は既存のオーナーや企業と、複数回ミーティングをこなしてきたという。
そしてデュラントは、引退後にNBAチームの買収を真剣に考えているという。とある情報筋(匿名希望)は「それが引退した後のゴール。そしてアフリカン・アメリカンとして、筆頭オーナーになることだ」と述べている。
現在、NBAチームで筆頭オーナーを務める元NBA選手といえば、シャーロット・ホーネッツのマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)だ。2010年3月に筆頭オーナーに就任してからというもの、ジョーダンはフロントとしての業務をこなしつつ、必要とあれば選手を鼓舞したりしている。
デュラントはESPNのインタビューでこのように語っていた。「MJはナイキの契約選手の中で、最初のすばらしいアスリートだし、当時としては最高のスターだ。彼がこれまでやってきたことと同じことをするのは並大抵なことじゃない。でも今は、これまでと違った形でNBAとバスケットボールに影響を与えることができるんだ。別にオーナーにならなければならない、というわけじゃないよ。もっと多くの選手たちが、ジェネラルマネジャーやスカウト、コーチのポジションに就くべきだと思っている。フランチャイズは日に日に成長していく。俺は(NBAにおけるプレー)経験を持つ選手たちが、もっとチームに関わるポジションに就くべきだと思うんだ」。
ちなみに、レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)もデュラントと同様に、NBAチームのオーナーになることに興味を持っているという。
現在NBAでトップレベルに君臨するデュラントとレブロンが、15年後、または20年後にNBAチームのオーナーとしてライバル関係を築いているとしたら、とても興味深い。
デュラントとレブロン――。おそらく今後数年間、選手としての全盛期は続くだろう。その中で、常に先を見据え、それぞれのスタイルでビジネスを学び、投資も行っているところは尊敬に値する。彼らが現役を引退する頃、NBAはどのように変わっているのか、おおいに期待したい。
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