1月29日(現地時間28日)、トロント・ラプターズがロサンゼルス・レイカーズを123-111と勝利したことで、ラプターズの指揮官ドウェイン・ケイシーが、「TEAMレブロン」のヘッドコーチ(HC)になることが決定した。
For the first time in Raptors franchise history!
Congrats, Coach! #WeTheNorth pic.twitter.com/xaIrMgGpgi
— Toronto Raptors (@Raptors) January 29, 2018
本来ならば、2月5日(同4日)終了時点で、イースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスのトップ勝率チームの指揮官がヘッドコーチになるのだが、イースト首位のボストン・セルティックスのブラッド・スティーブンズHCは昨年務めていたため対象外で、3位のクリーブランド・キャバリアーズとは4ゲーム離れていたため、ラプターズのケイシーに決定した。
「光栄です。ラプターズという組織、そして我々がトロントでやろうとしていることを考えれば、特別なことだと思います」とケイシーHCは語る。
ラプターズのエースを務めるデマー・デローザンは、「良いことだね。ここ数年、我々はずっと戦ってきた。オールスターゲームでコーチできるのはすばらしいことなんじゃないかな。オールスターに選ばれてからというもの、その場で自分たちのコーチが指揮をしているのを見ることが、俺にとって1つのゴールだったんだ」とうれしそうに話した。
ただし、ケイシーHCとデローザンは同じチームではない。今年のオールスターゲームは昨年までと異なり、イースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスによるゲームではなく、両カンファレンスで最多得票を得た選手がキャプテンとなり、そのほかの選手たちはキャプテンに“ドラフト”されるからだ。
デローザン、そしてチームメートのカイル・ラウリーは、レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)ではなく、ステフィン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ)にドラフトされたため、ケイシーHCは相手チームとなる。
ちなみに、カリーがキャプテンを務める「TEAMステフィン」の指揮官は、ヒューストン・ロケッツのマイク・ダントーニHCが務めることとなる。そのため、ラプターズのオールスターデュオ(デローザンとラウリー)対ケイシーHCという構図は、普段なかなか見ることができない分、面白いこととなりそうだ。