ベンチからエナジーを持ち込む役割を順調にこなす
2月9日(現地時間8日)のトレード・デッドラインでユタ・ジャズからクリーブランド・キャバリアーズへ移籍したロドニー・フッドが、新天地に加入してから約2週間半が経過した。
Watch as Larry, Jordan, Rodney and George receive a warm welcome during their first game in #TheLand as a Cleveland Cavalier.#All4One https://t.co/xCnpiSvNpA
— Cleveland Cavaliers (@cavs) February 23, 2018
2月27日(同26日)に練習を終えたフッドは現地メディア『CAVS NATION』に対して「僕は今、(チームに)エナジーを持ち込もうとトライしている」と答えた。
「今は急いで多くのことを学ぼうとしているところ。でもエナジーを持ち込んでいると思っているし、良いディフェンスもできているんじゃないかな。もちろん、僕らはまだまだお互いを理解していかなきゃならない。特にセカンドユニットはね。でも、ここで僕自身がどうやってフィットしていくのかを見つけることができた」とフッド。
そのフッドはキャブス加入後、計5試合に出場(すべてベンチスタート)し、平均24.6分10.6得点2.4リバウンド1.2アシスト1.0スティールをマーク。フィールドゴール成功率44.4パーセント3ポイントシュート成功率44.0パーセントと高確率なシュート力を記録している点も見逃せない。ジャズでもほぼ毎試合ベンチスタートだったとはいえ、新チームでもショット全般の精度が高く、ディフェンス面でも奮闘しているのである。だがフッドは謙虚な態度を貫いた。
「(僕は)ただエナジーを持ち込んで、ハードにプレーしているだけ。現段階ではあるけど、良い仕事ができてると思う」と、笑顔を見せた。
今季で4シーズン目をプレーするフッドは、ジャズ在籍時ではあるものの、ベンチ出場ながら30得点以上を奪った試合が3つもあった。ベンチから得点力とエナジーをもたらすことで、レブロン・ジェームズやケビン・ラブの負担を軽くすることができれば、この男に対する評価はますます高くなるに違いない。
プレーオフ開幕まで約2か月。フッドをはじめ、ジョージ・ヒル、ジョーダン・クラークソン、ラリー・ナンスJr.がチームにどれだけフィットし、チームケミストリーを高めることができるか。
キャブスがプレーオフを勝ち抜くうえで、最も注目が集まる部分だけに、彼らの活躍に期待したいところだ。