直近10試合を7勝3敗と勝ち越し勢いに乗るレイカーズ
2月27日(現地時間26日)、ロサンゼルス・レイカーズはアトランタ・ホークスとの試合に123-104で勝利し、ここ10試合で7勝を挙げた。
現在、レイカーズは26勝34敗でウエスタン・カンファレンス11位。ウエスト8位のロサンゼルス・クリッパーズとは6.5ゲーム離れているものの、プレーオフ出場も決して不可能ではない順位にいる。
今季レイカーズを得点面でけん引しているのは2年目のブランドン・イングラム。206センチのオールラウンダーは、平均16.2得点を記録している。
🎥 Brandon Ingram led the Lakers to a victory tonight in Atlanta with 21 points, 10 boards, and 6 assists #LakersWin pic.twitter.com/DPYjfooTCK
— Los Angeles Lakers (@Lakers) February 27, 2018
ホークス戦終了後、現地メディア『ESPN』に対して、イングラムは「昨年から今年にかけて、とても良くなってると思う。僕らはハードにプレーできているんだ。個人成績がどうとかではなく、チームとして良くなってるんじゃないかな」と語った。
レイカーズは2月上旬のトレード・デッドラインで、ジョーダン・クラークソンとラリー・ナンスJr.をトレード。クリーブランド・キャバリアーズからアイザイア・トーマスとチャニング・フライを獲得している。また、新人ポイントガードのロンゾ・ボールをケガで1か月以上欠き、戦力がそろわない時期もあった。
そんな中、レイカーズはオールスターブレイク後に3連勝を記録した。対戦相手がリーグ下位の成績だったとはいえ、この3試合ではいずれも7人以上が2ケタ得点を挙げるバランスの良さを見せている。そして、平均アシスト数がシーズン平均の23.8本から28.7本にまで伸びている。これはチームとしていかにボールムーブメントができているかを表していると言っていいだろう。
指揮官も認める成長ぶりを見せる若手グループは飛躍あるのみ
ただし、ホークス戦では28本のアシストを記録したのに対し、ターンオーバーを23本も犯してしまった。「今夜はとても良い瞬間がいくつもあった。だが同時に、たくさんの若さが顕著になった、不注意な瞬間もあった。我々は今、もっともっとプロフェッショナルと呼べるプレーをしようとトライしている」とルーク・ウォルトンHCは言う。
とはいえ、昨年と比較して、ウォルトンHCは確かな成長を感じているようだ。
「昨年は……まず初めに彼らと会って話し、全員のことを知る必要があった。我々は若いグループを形成しており、成長しようとトライしてきた。多くのことを共に経験してきたことで、昨年とは明らかに違う。だから今年の彼らは、とても良い仕事ができている」と指揮官は評した。
トーマスはレイカーズ加入後、まだ6試合しかプレーしていないが、このチームについて期待を抱いている。
「僕は彼らがどれだけ良くなっているかをすでに知ってた。このチームにいない時であっても、彼らがコートに足を踏み入れた時、もし彼らがチームとしてゲームを遂行できれば、どれだけスペシャルなことが起こるのかを感じていたんだ。今は僕もこのチームの一員になった。僕はできる限り、このチームの手助けをして、僕らがどれだけすばらしいチームになるのか、楽しみに見ていきたい」。
レイカーズが再びプレーオフの常連、そして優勝候補と呼ばれるチームになる日は、着々と近づいている。