【NBA】球宴後負けなしのレイカーズ、好調の秘訣は新人ロンゾ・ボールのシュート力アップか?

2月下旬に復帰後のボールは、60パーセントを上回る3ポイント成功率を残している[写真]=Getty Images

復帰後の4試合では3ポイントを6割以上の高確率でヒット!

 3月4日(現地時間3日)、ロサンゼルス・レイカーズはサンアントニオ・スパーズを116-112で下し、オールスターブレイク後を5戦負けなしとした。

 この試合、レイカーズはブランドン・イングラムを、スパーズはラマーカス・オルドジッジというチーム得点王をそれぞれ欠いた中、レイカーズはジュリアス・ランドルがゲームハイとなる25得点を挙げ、チーム全体でも計6選手が2ケタ得点をマーク。スパーズも同じく6選手が2ケタ得点を記録したのだが、勝負どころで輝いたのは、新人ロンゾ・ボールだった。

 試合残り約3分間に、ボールは3ポイントシュートを3本も決め、レイカーズを勝利へ導いたのである。試合後、現地メディア『ESPN』に対して、ボールに対するコメントが続いた。

 「ボールはすばらしかった。我々が得点できなかった時間帯で、(ボールは)見事に彼ら(レイカーズ)のペースを取り戻す活躍を見せた」と、スパーズの名将グレッグ・ポポヴィッチHCがボールを称賛。

 「彼は今、自信を持っている。バスケットボードの端っこから(ショットを)放とうと、今の彼ならミスすることはない」と語ったランドルも、チームメートを絶賛していた。

 そのボールは、試合をとおして18得点7リバウンド11アシスト2ブロック。3ポイントは10投中6本決めてみせた。ボールは試合後、今のチーム状況を表すように、ポジティブな言葉を残していた。

 「いつだって勝利することは楽しいもの。でもこの勝利はいつもよりもちょっとハードにプレーせざるをえなかった。彼ら(スパーズ)はチームとしての戦術を遂行してくるからね。でも、僕らもお互いの長所をうまく引き出せたんじゃないかな」。

独特なフォームから放たれるボールのショットだが、ここ数試合は高確率で決まっている[写真]=Getty Images

 中でもボールの活躍は、レイカーズ好調のキーポイントとなっている。2月24日(同23日)のダラス・マーベリックス戦から復帰したボールは、スパーズ戦までの4試合で22投中14本の3ポイントを決めている。成功率は驚異の63.6パーセント。1月中旬までプレーしていた36試合では、3ポイントの成功率がわずか30パーセントだったことを考えれば、大きな進歩である。

 レイカーズが記録した5連勝のうち、3月2日(同1日)に対戦したマイアミ・ヒートとスパーズは、まぎれもなくプレーオフチーム。若手を多く抱えるレイカーズにとって、大きな自信を得たに違いない。

モバイルバージョンを終了