【NBA】今日は何の日? 1999年に“鉄人”AC・グリーンが前人未到の1,000試合連続出場を達成!

NBA史上トップとなる1,192試合連続出場記録を誇るAC・グリーン[写真]=Getty Images

15年近くに渡ってコートに立ち続けた鉄人

 今から19年前のこと。1999年3月14日(現地時間13日)に、AC・グリーン(元ロサンゼルス・レイカーズほか)は、ダラス・マーベリックスの一員としてバンクーバー(現メンフィス)・グリズリーズ戦に出場し、連続出場試合数が前人未到の1,000に到達した。

マブスでは通算188試合に出場し、平均6.9得点7.5リバウンドを残した[写真]=Getty Images

 これまでの連続出場試合数のNBA記録はランディ・スミス(元バッファロー・ブレーブスほか)が保持していた906試合。グリーンはマブスの一員として97年11月21日(同20日)のゴールデンステート・ウォリアーズ戦に出場したことで、連続出場試合数が907となり、歴代トップに躍り出ていた。

 その後、グリーンは2000-01シーズンにマイアミ・ヒートの一員としてプレーし、現役を引退するまで、毎試合出場を続けてきた。NBAが誇る“鉄人”が残した連続出場記録は、1,192試合。

 グリーンは1985年1巡目23位でレイカーズに指名され、ルーキシーズン(85-86)に全試合出場、翌86-87シーズン序盤に3試合欠場したものの、86年11月20日(同19日)に行われたサンアントニオ・スパーズ戦から、約15年も試合に出続けていたことになる。

 キャリア16シーズンをとおして、ほとんどをパワーフォワードとしてプレーしてきたグリーンは、なんと2シーズン目序盤の3試合しか欠場していないのである。キャリア平均は28.6分9.6得点7.4リバウンド1.1アシスト、平均20得点以上や平均10リバウンド以上を記録したことはないのだが、90年にはオールスターに選出されており、レイカーズで3回(87、88、2000年)の優勝経験を誇っている。

キャリア初期のレイカーズでは、マジック(右)らと共にプレーし、2度の優勝を経験[写真]=Getty Images

毎試合、縁の下の力持ちとして所属チームに貢献

 さらに驚くべきことは、グリーンがキャリア16シーズンのうち、13シーズンでプレーオフにも出場していることだろう。中でもレイカーズでは、計5度のファイナル出場を果たしていた。

 キャリア初期はエネルギッシュなパワーフォワードとしてリバウンドやディフェンスに専心しつつ、走力を活かしてファストブレイクにも積極的に参加し、アービン“マジック”ジョンソンやジェームズ・ウォージー(共に元レイカーズ)、カリーム・アブドゥル・ジャバーやバイロン・スコット(共に元レイカーズほか)らとプレー。

 キャリア晩年の99-00シーズンは、シャックことシャキール・オニール(元レイカーズほか)やコービー・ブライアント(元レイカーズ)という超強力オフェンシブ・デュオと一緒にプレーし、豊富な経験を活かして2人が快適にプレーできるようにスクリーンで身体を張り、スペースを与える動きを見せ、ディフェンスやリバウンドなどでも貢献していた。

キャリア晩年に古巣レイカーズへ復帰。99-00シーズンは全試合で先発PFとして出場し、自身3度目の優勝を飾った[写真]=Getty Images

 キャリア全体では半分以上の試合でスターターを務めたグリーン。決してエース格ではなかったものの、毎試合勝利するべく縁の下の力持ちとしてプレーを続けた男が残したこの記録は、見事というほかない。

 ちなみに現役では、トリスタン・トンプソン(クリーブランド・キャバリアーズ)が昨年4月5日(同4日)のオーランド・マジック戦まで、447試合連続出場。コーリー・ブリュワー(オクラホマシティ・サンダー)はレイカーズに所属していた昨年12月4日(同3日)のヒューストン・ロケッツ戦で300試合連続出場を達成し、今年1月10日(同9日)のサクラメント・キングス戦まで317試合まで伸ばしていたが、こちらも途切れてしまった。

 所属チームならびに指揮官の方針により、ベテランや負傷を抱えてプレーしている場合、試合を欠場することは仕方ないのかもしれない。それでも、15年近くに渡って毎試合コートに立ち続けたグリーンの鉄人ぶりは、今振り返ってみても際立っていることがわかるだろう。

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