故障者続出の中、カリーが満を持して復帰へ
3月9日(現地時間8日)のサンアントニオ・スパーズ戦で右足首を負傷し、戦線離脱していたステフィン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ)が、24日(同23日)のアトランタ・ホークス戦で復帰することが明らかになった。
3月23日(同22日)の練習後、カリーは現地メディア『ESPN』へ「今はいい状態だと感じている。リハビリで良い2週間を過ごすことができたから、100パーセントに限りなく近いところまで戻って来た。ここ3か月間にわたってケガに悩まされてきたけれど、この時期に僕らが置かれている状況は理解している」。
カリー離脱後、ウォリアーズはケビン・デュラント(肋骨)、クレイ・トンプソン(右手親指)、ドレイモンド・グリーン(骨盤挫傷)も負傷してしまい、野戦病院と化している。直近6試合で2勝4敗と苦しんでおり、ウエスタン・カンファレンス1位のヒューストン・ロケッツとは4.5ゲーム差に開いてしまった。
そんな中、今季平均32.1分26.3得点5.1リバウンド6.2アシスト1.6スティールをマークしているカリーの復帰はウォリアーズにとって朗報となった。カリーは続けてこう話している。
「朝、目が覚めたときに右と左の(足首の)違いを知るだろう。でも僕を止めることはできないだろうね。(戦列に)戻ることができたら、コートでは自分に自信を持ってプレーするから」。
今季、カリーは50試合の出場にとどまっているものの、持ち前のショットは高精度を誇っている。フィールドゴール成功率49.4パーセント、3ポイントシュート成功率42.4パーセント、フリースロー成功率91.9パーセントと、一昨季(15-16シーズン)に次ぐ“50-40-90”を記録しそうなペースだからだ。3ポイントシュートの平均成功数でも、3シーズン連続で4本以上を残している。
ウエストのプレーオフ出場争いとシード順はシーズン最終盤まで混戦模様。プレーオフ開幕まで1か月をきったこともあり、プレーオフで戦う可能性があるチームとの試合も組まれている。ロケッツを勝率で上回ることは厳しくなってきたものの、“王者健在”というメッセージを挑戦者たちへ送り、調子を上げていきたいところだ。