キャブスを80得点に抑え込んだペイサーズが18点差をつけて初戦に快勝!

ゲームハイの32得点を挙げ、勝利の立て役者となったオラディポ[写真]=Getty Images

1Q序盤の14連続得点でペイサーズが突き放す

 4月16日(現地時間15日)、クリーブランド・キャバリアーズとインディアナ・ペイサーズのファーストラウンド第1戦が、キャブスのホーム、クイックン・ローンズ・アリーナで行われた。

 第1クォーター残り9分9秒、レブロン・ジェームズのアシストでジョージ・ヒルが得点し、4-4となった直後、ペイサーズの猛攻が始まった。マイルズ・ターナービクター・オラディポボーヤン・ボグダノビッチらが加点し、14連続得点を奪取したペイサーズが、18-4とし、キャブスを一気に突き放す。同クォーターに一挙33得点を挙げたペイサーズが、33-14とし、19点リードを奪う。

 第2クォーター。キャブスはヒル、レブロンが加点し、点差を縮めていくものの、1ケタ得点差には追いつけず、ペイサーズが17点リードの55-38で前半を終える。

 後半に入ると、ペイサーズが6連続得点し、61-38でキャブスとの点差は23にまで広がった。その直後にケビン・ラブが3ポイントシュートを決めて20点差としたキャブスは、そこから加点し、第3クォーターを終えて65-73。とうとう1ケタ得点差まで詰め寄った。

この試合、オラディポは3ポイントを9投中6本成功させる好調ぶりを見せた[写真]=Getty Images

 第4クォーター。残り10分29秒にレブロンがレイアップを決めて、キャブスは7点差まで追い上げた。しかし、その後はペイサーズに2ケタリードをキープされ、最終スコア98-80、ペイサーズが18点差で勝利を収めた。

約6年ぶりに1回戦で黒星を喫したレブロン

 ペイサーズではオラディポがゲームハイの32得点6リバウンド4アシスト4スティールと大活躍。ターナーが16得点8リバウンド、ボグダノビッチが15得点6リバウンド、ベンチスタートのランス・スティーブンソンが12得点5リバウンドをマーク。

 敗れたキャブスは、レブロンが24得点10リバウンド12アシストのトリプルダブルを挙げたものの、スターターで2ケタ得点を挙げたのはレブロンのみ。ベンチスタートのJR・スミス(15得点)とラリー・ナンスJr.(10得点)が援護射撃したものの、チーム全体のフィールドゴール成功率を38.5パーセントに抑え込まれ、まさかの大敗を喫することに。

17本のリバウンドを奪ったラブだが、シュート試投数わずか8本の9得点では合格点を与えることはできない[写真]=Getty Images

 試合後、現地メディア『AP』に対して、オラディポはこのように語った。

 「僕たちは勝てると信じていた。僕らはオフェンスとディフェンスの両エンドでアタックしたかったんだ。そしてシーズンを通じてやってきたことをプレーオフでもやってやろうというメンタリティーで試合に臨んだんだ。いい仕事ができたんじゃないかな。でもこれはあくまで1試合。第1戦にすぎない」と、すでに翌戦へと切り替えていた。

 一方、レブロンはペイサーズに対して「彼らは俺たちよりもアグレッシブだった。俺たちがやろうとしていたことをやられてしまった」とコメント。レブロンがプレーオフのファーストラウンドで黒星を喫したのは、マイアミ・ヒート在籍時の12年までさかのぼる。

トリプルダブルを記録するも、完敗を喫したレブロン。翌戦で巻き返しなるか?[写真]=Getty Images

 シリーズ第2戦は、19日(同18日)にキャブスのホームで行われることとなる。初戦に快勝したペイサーズは、意気揚々と第2戦でもアグレッシブに立ち向かってくるに違いない。ホームのキャブスがシリーズをタイに持ち込めるのかに注目したい。

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