ブラウンが30得点を挙げる活躍などでセルティックスがバックスに快勝!

プレーオフ自己最多となる30得点を挙げたブラウン[写真]=Getty Images

ミスの少ない堅実な試合運びでセルティックスが連勝

 4月18日(現地時間17日)、ボストン・セルティックス(1勝)とミルウォーキー・バックス(0勝)のシリーズ第2戦が、セルティックスのホーム、TDガーデンで行われた。

 先取点を挙げたのはセルティックス。アル・ホーフォードがミスしたショットをジェイレン・ブラウンがティップインして好発進した。するとバックスはヤニス・アデトクンボが6連続得点を奪うなど応戦し、第1クォーター残り8分40秒で11-7と4点をリード。

 セルティックスはブラウンとテリー・ロジアーの得点ですぐさま11-11の同点へと引き戻した。するとホーフォードやグレッグ・モンローが加点し、第1クォーターはセルティックスが33-22と、11点リードで終える。

絶好調だったブラウンは、この日5本の3ポイントを決めた[写真]=Getty Images

 第2クォーターに入ると、アデトクンボの6得点などでバックスが追い上げ開始。残り8分27秒にシャバズ・モハメッドの3ポイントシュートが決まり、35-35と同点に追いついてみせた。しかしセルティックスはロジアーの3ポイントシュート、アーロン・ベインズのティップショット、ブラウンが加点。バックスにリードを許さない展開が続き、60-51と、セルティックスが9点のリードで試合を折り返した。

 第3クォーター。バックスが一時6点差(62-68)まで近づくも、ベインズとブラウンの得点で再び2ケタ点差に広げたセルティックスが試合を優位に進めていった。同クォーター残り0.5秒にシェーン・ラーキンの長距離砲がリングを射抜き、セルティックスがリードを15点(90-75)に広げて最終クォーターへ。

高確率なショットに加え、8アシストをマークしたロジアー[写真]=Getty Images

 迎えた第4クォーター。バックスはなんとかビハインドを覆すべく、序盤にクリス・ミドルトンが3ポイントシュートを決めて14点差とするも、セルティックスのオフェンスを防ぐことができず、次第に点差は広がっていった。最終スコアは120-106、セルティックスがホームで2連勝を飾った。

自信を深めるセルティックスと“必死さ”が足りないバックス

 セルティックスでは、2年目のブラウンがプレーオフ自己最多となる30得点。NBA最多となる17度の優勝回数を誇るセルティックスにおいて、プレーオフという舞台で史上最年少(21歳と175日)となる30得点以上を記録した。さらにロジアーが23得点8アシスト、ホーフォードが16得点をマーク。ベンチからはマーカス・モリスが18得点、グレッグ・モンローが12得点、ラーキンが11得点と続いた。

 バックスではアデトクンボが30得点9リバウンド8アシスト、ミドルトンが25得点を挙げるなど、計6選手が2ケタ得点を残した。チーム全体のフィールドゴール成功率は59.7パーセント、3ポイントシュート成功率も41.2パーセントと高確率だったものの、フリースロー成功率では41.2パーセントに終わり、ターンオーバーの数でセルティックス(5回)の3倍(15回)を犯すなどミスが目立つ結果に。

 戦力が整わない中、プレーオフ2連勝となったセルティックスはますます自信をつけている。

 試合後、現地メディア『AP』に対して「いつものように自信を持ってプレーできている。僕らのことを低評価する人たちに対して、それが間違っていると証明し続けるだけさ」とブランは言う。

 「僕は自信がついた。チームメートやコーチが僕のことを信頼してくれている。僕はボールを保持して、オープンになった選手を見つけることをこれからも続けていくよ」と語ったのはロジアー。この日は得点だけでなく、8アシストを記録しており、このシリーズで喫したターンオーバーはゼロと、抜群のボールコントロールを見せている。

 一方、これで2連敗となったバックス。「僕が思うに、僕らは今夜、チームとして際立ったプレーができていなかった」とアデトクンボが語ったように、初戦ほどの接戦を演じることができなかった。
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 「彼らは今夜も必死にプレーしていた。僕らはスタートからまたもやつまずいてしまった……。もっと必死にプレーし、ハングリーなチームにならなきゃ」とミドルトンは悔やんだ。

 セルティックスの2勝0敗で迎えるシリーズ第3戦は、21日(同20日)、バックスのホーム、BMOハリス・ブラッドリー・センターで行われる。バックスはセルティックスに対して、スタートからアグレッシブなプレーで主導権を握りたい。

2連敗を喫したバックス。ホームで行われる第3戦から巻き返しなるか?[写真]=Getty Images

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