チーム史上初の全体1位指名権、筆頭候補はエイトンか?
5月16日(現地時間15日)、「NBAドラフトロッタリー2018」がシカゴで行われた。
これは今年の6月22日(同21日)に行われる「NBAドラフト2018」の指名順位を決める抽選で、2018年のドラフト1巡目全体1位指名権は、フェニックス・サンズが勝ち取った。
今季でNBA参入50シーズン目となったサンズにとって、ドラフト全体1位指名権を得たのは史上初。ライアン・マクドノーGMは複数の現地メディアに対して「このフランチャイズにとって、歴史的な日です」とコメント。
今季はリーグワーストとなる21勝61敗。昨季はリーグワースト2位、ウエスタン・カンファレンス最下位となる24勝58敗に終わったサンズにとって、ドラフト全体1位指名権獲得はチーム再建のターニングポイントとなるかもしれない。
サンズの代表としてこのロッタリーに参加したジョシュ・ジャクソンは、昨年のドラフト1巡目4位指名のスモールフォワード。『ESPN』から今年のドラフトの指名希望選手について聞かれたジャクソンは、こう答えている。
「個人的には、ディアンドレ・エイトン(アリゾナ大1年)だね。彼のことは5、6歳くらいの頃から知っている。高校時代、彼がフレッシュマン(1年)からシニア(4年)になるにつれて成長する過程を見てきた。彼は毎年、何か新たなプレーを身に付けて、ここまで進歩してきたんだ。彼はすばらしいハードワーカーだと思う」。
216センチ113キロのエイトンは、サンズが本拠地とするフェニックスと同じ州(アリゾナ州)のカレッジで1年プレーし、平均20.1得点11.6リバウンド1.9ブロックをマーク。NCAAトーナメントでは1回戦でバッファロー大に敗れてしまったが、その試合でもエイトンは14得点13リバウンドを記録している。
先日、サンズが今夏、ヒューストン・ロケッツのクリント・カペラ獲得に動くという報道が出ていたが、ドラフトでエイトンのようなビッグマンを獲得できるチャンスを得たことは大きい。
なお、全体2位指名権はサクラメント・キングス、3位指名権はアトランタ・ホークスが獲得。ここでは、今年のドラフト1巡目の指名順を紹介したい。ここからドラフト当日までに、ドラフト指名権を絡めたトレードが成立する可能性もありそうだ。
■2018年ドラフト1巡目指名順
1位 フェニックス・サンズ
2位 サクラメント・キングス
3位 アトランタ・ホークス
4位 メンフィス・グリズリーズ
5位 ダラス・マーベリックス
6位 オーランド・マジック
7位 シカゴ・ブルズ
8位 クリーブランド・キャバリアーズ(ブルックリン・ネッツから譲渡)
9位 ニューヨーク・ニックス
10位 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(ロサンゼルス・レイカーズから譲渡)
11位 シャーロット・ホーネッツ
12位 ロサンゼルス・クリッパーズ(デトロイト・ピストンズから譲渡)
13位 ロサンゼルス・クリッパーズ
14位 デンバー・ナゲッツ
15位 ワシントン・ウィザーズ
16位 フェニックス・サンズ(マイアミ・ヒートから譲渡)
17位 ミルウォーキー・バックス
18位 サンアントニオ・スパーズ
19位 アトランタ・ホークス(ミネソタ・ティンバーウルブズから譲渡)
20位 ミネソタ・ティンバーウルブズ
21位 ユタ・ジャズ
22位 シカゴ・ブルズ(ニューオリンズ・ペリカンズから譲渡)
23位 インディアナ・ペイサーズ
24位 ポートランド・トレイルブレイザーズ
25位 ロサンゼルス・レイカーズ(キャブスから譲渡)
26位 フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
27位 ボストン・セルティックス
28位 ゴールデンステート・ウォリアーズ
29位 ブルックリン・ネッツ(トロント・ラプターズから譲渡)
30位 アトランタ・ホークス(ヒューストン・ロケッツから譲渡)