選手育成のジェリオットとジョーンズACの役割変更が濃厚
4年連続でイースタン・カンファレンスを制しているクリーブランド・キャバリアーズが、7月のフリーエージェント(FA)解禁前にコーチングスタッフの入れ替えを行っているようだ。
まずは先週、キャブスでビッグマンのコーチを務めていたビタリー・ポタペンコ(元ボストン・セルティックスほか)がメンフィス・グリズリーズのコーチングスタッフとなった。
さらに現地メディア『ESPN』によると、キャブスはジム・ボイランACと選手育成部門コーチのフィル・ハンディーと、来季以降の契約を結ばないだろうと報じている。
ボイランはヘッドコーチ(HC)経験を持つベテランコーチで、今季までの5シーズン、キャブスでACを務めていた。ハンディーは過去3シーズン、ACと選手育成コーチなどを務めていたのだが、今夏キャブスと決別することになるという。
同メディアによると、来季のキャブスは選手育成部門のコーチであるダン・ジェリオットをフルタイムのACへ、元NBA選手のデイモン・ジョーンズACの役割を増やすことになると予想。
今夏、キャブスはレブロン・ジェームズがプレーヤーオプションを行使して制限なしFAになることがほぼ確実とされており、仮に見返りなしに移籍となれば、戦力の大幅ダウンは不可避。また、ロドニー・フッドが制限付きFA、ベテランのジェフ・グリーンとホセ・カルデロンが制限なしFAとなる。
一部ではラリー・ナンスJr.が延長契約を結ぶという報道もあるのだが、最大の注目はやはりレブロンの去就。来季に向けたキャブスのロースターは、レブロンの去就しだいで大きく変わることになるだろう。