持ち前のシュート力を存分に発揮し、新人王投票で2位にランクイン
今からちょうど9年前の2009年6月26日(現地時間25日)、「NBAドラフト2009」が行われた。そのドラフト1巡目全体7位でゴールデンステート・ウォリアーズはデイビッドソン大のシャープシューター、ステフィン・カリーを指名した。
この年のドラフトは全体1位でロサンゼルス・クリッパーズがブレイク・グリフィン(現デトロイト・ピストンズ)、オクラホマシティ・サンダーが3位でジェームズ・ハーデン(現ヒューストン・ロケッツ)、トロント・ラプターズが9位でデマー・デローザンを指名するなど、現在リーグを代表するオールスター選手たちがNBA入りした。
ルーキーシーズンのカリーは、80試合(うち先発は77試合)に出場。チーム3位となる平均17.5得点に加え、4.5リバウンド5.9アシスト1.9スティールをマーク。3ポイントシュート成功率は43.7パーセントと高確率を残し、当時ルーキーとしては最多となる166本を成功。
4月15日(同14日)に行われたポートランド・トレイルブレイザーズとのレギュラーシーズン最終戦では、シーズンベストとなる42得点に9リバウンド8アシストをたたき出し、勝利へと導いた。
当時のウォリアーズにはモンテ・エリス(現未所属)やコーリー・マゲッティ(元クリッパーズほか)らが主力を務めていたが、カリーが持つシュート力はチーム屈指のレベルを誇り、アンソニー・モロウ(元ウォリアーズほか)と共に相手チームへの脅威となっていた。
ちなみにこのシーズンの新人王に輝いたのは、サクラメント・キングスから4位で指名されたタイリーク・エバンス(現メンフィス・グリズリーズ)。平均20.1得点5.3リバウンド5.8アシスト1.5スティールをマークしたエバンスは、2位のカリーに100ポイント差をつけて制している。