マブス移籍が濃厚だが、急転直下でウォリアーズ行きの可能性も!?
6月30日(現地時間29日)、現地メディア『ESPN』は、ロサンゼルス・クリッパーズの元オールスターセンター、ディアンドレ・ジョーダンが来季のプレーヤーオプションを破棄して制限なしフリーエージェント(FA)になると報じた。
ジョーダンはキャリア10年目を終えた29歳のセンター。これまでのキャリアでリバウンド王2回(2014、15年)、13年から17年まで5年連続でフィールドゴール成功率トップを記録。今季は77試合すべてに先発出場し、平均12.0得点15.2リバウンドをマーク。
契約最終年の来季は約2,412万ドルの高額年俸を手にすることとなっていたが、制限なしFAとなる道を選択した。ジョーダンは移籍することが濃厚とウワサされており、その筆頭候補が故郷テキサス州を本拠地に置くダラス・マーベリックスだ。
キャップスペースに十分な余裕を持つマブスは、ダーク・ノビツキーとの来季のチームオプションを破棄し、ジョーダンとの契約後に再契約する見込みだという。
だがここにきて、思わぬライバルが出現。『The New York Times』はジョーダンの移籍先候補として、現在2連覇している王者ゴールデンステート・ウォリアーズを挙げている。
ウォリアーズはジョーダンに対して、高額年俸こそ支払うことは厳しいものの、優勝できるチャンスがあることを武器に獲得を狙うだろうと報じている。ウォリアーズのボブ・マイヤーズGMにとって、ジョーダンはエージェント(代理人)を務めていた時のクライアントの1人だったことも獲得に動く理由としている。
211センチ120キロと屈強な体格と高い身体能力を兼備するジョーダンは、オフェンシブスキルこそ乏しいものの、リバウンドをはじめとするディフェンス面で高い評価を受けてきた。昨年はオールスターに初選出され、オールディフェンシブファーストチームに2度(15、16年)、オールNBAチームに3度(うち1度はファーストチーム)選出された実績を持つ。
ジョーダンは性格も外交的で明るく、チームメートに愛されるキャラクターの持ち主のため、マブスとウォリアーズ以外にも、この夏ジョーダン獲得を目指すチームが出てきても決しておかしくはないだろう。