2020.11.26
今季を24勝58敗、ウエスタン・カンファレンス13位で終えたダラス・マーベリックス。
2年連続でプレーオフ出場を逃したマブスは、チームディフェンスでアンカーを務めることができるビッグマンを探しているという。
2011年の優勝時にはタイソン・チャンドラー(現フェニックス・サンズ)を擁していたマブスは、チャンドラーのようにリバウンドとブロックにたけた、高いディフェンス力を有するビッグマンを追い求めている。
11年12月のチャンドラー移籍以降、マブスはザザ・パチューリア(現ゴールデンステート・ウォリアーズ)やアンドリュー・ボーガット(元ウォリアーズほか)らをその代役に起用し、現在はナーレンズ・ノエルがロースターにいる。だがノエルは今夏、制限なしのフリーエージェント(FA)となるため、来季もロースターに残っている保障はどこにもない。
数年前にはFAでディアンドレ・ジョーダン(ロサンゼルス・クリッパーズ)をチームに加えようとしたものの、クリッパーズの選手たちの説得もあり、獲得できなかった。
そんなマブスが現在、獲得を狙っている選手がいる。現地メディア『247 Sports』のマイク・フィッシャー記者によると、それはマイアミ・ヒートのハッサン・ホワイトサイドだという。2年前にマブスはFAでホワイトサイド獲得を狙ったものの、ヒートと再契約する決断を下した。
今年のプレーオフ。フィラデルフィア・セブンティシクサーズとの1回戦でホワイトサイドは全5試合に先発センターとして出場したものの、プレータイムは平均わずか15.4分、5.2得点6.0リバウンド1.2ブロックと不完全燃焼に終わっており、条件次第ではトレード要因になると言われている。
ホワイトサイドは今季途中、現地メディア『Miami Herald』へ自身のプレータイムの少なさについて「俺たちのチームにはリーグでもベストと呼べるセンターの1人がいる。ほとんどのチームは良いセンターを擁していないのにね。センターを有効に活用すべきだ」と漏らしていたこともあり、自身がもっとプレータイムを得ることができる環境を求めているに違いない。
ディフェンシブなビッグマンを重宝するマブスであれば、ホワイトサイドは十分なプレータイムを得るチャンスは十分あるだろう。マブスがヒートの求める選手を用意できないのであれば、3チーム間のトレードを視野に入れて動くかもしれない。
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