プレーオフチームで自身の評価を高めて来夏以降に高額契約締結を狙う
7月3日(現地時間2日)、現地メディア『Yahoo! Sports』は、ナーレンズ・ノエルがオクラホマシティ・サンダーとの2年契約に合意したと報じた。
Nerlens Noel agrees to 2-year deal with Thunder, sources tell @ShamsCharania. https://t.co/fHDTB554TG pic.twitter.com/v7nPh6bg3q
— Ball Don’t Lie (@Balldontlie) July 2, 2018
同メディアによると、今夏制限なしフリーエージェント(FA)だったノエルは、サンダーと最低年俸で2年契約を結び、2年目はプレーヤーオプションになるという。
2013年ドラフト1巡目6位でニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)から指名されたノエルは、その後トレードでフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ移籍。211センチ103キロのサイズと高い身体能力を武器に、2シーズン半をシクサーズでプレーし、平均28.3分10.2得点7.6リバウンド1.6アシスト1.7スティール1.6ブロックとマルチな成績を残した。
昨季途中にダラス・マーベリックスへ移籍後はケガなどもあり、今季全体も含めて52試合のみの出場にとどまった。それでも平均18.4分のプレータイムで6.1得点6.1リバウンド1.0スティール0.9ブロックをマーク。
まだ24歳と若く、伸びしろのあるノエルに対しては、ロサンゼルス・レイカーズやワシントン・ウィザーズ、ペリカンズも獲得に興味を示していたが、サンダーとの契約を選択した。
ラッセル・ウェストブルック、ポール・ジョージ、カーメロ・アンソニーというスコアラーを擁するサンダーは、今季ウエスタン・カンファレンス4位となる48勝34敗を残し、プレーオフに出場した。フロントコートにはスティーブン・アダムズやパトリック・パターソン、先日再契約したジェレミー・グラントらがいるため、ノエルが先発起用される保障はどこにもない。
とはいえ、来季プレーオフチームで活躍して自らの価値を証明することができれば、サンダーとしても好都合であり、ノエルにとっても来夏以降に高額契約を手にするチャンスをつかむことができる。
来季はエネルギッシュにコート上を駆け回り、豪快なダンクやブロックを連発してくれると期待したい。