今後も成長が期待できるリーグ有数のアスレティック能力の持ち主
7月7日(現地時間6日)、リーグの情報筋が現地メディア『ESPN』に伝えたところによると、今夏制限付きフリーエージェント(FA)となっているザック・ラヴィーンが、サクラメント・キングスのオファーシートにサインしたという。
『ESPN』は、キングスがラヴィーンに4年7,800万ドルの高額契約をオファーしたと報じている。
ラヴィーンは制限付きFAのため、今季の所属先であるシカゴ・ブルズが48時間以内にキングスの提示した金額にマッチすれば、引き留めることができる。
リーグの情報筋によると、ブルズはデッドライン前日となる8日(同7日)にラヴィーンと会う予定となっており、キングスのオファーにマッチすることになるだろうとのこと。
ラヴィーンは昨夏、ジミー・バトラー(現ミネソタ・ティンバーウルブズ)とのトレードでブルズが獲得した中心選手。キャリア4年目を終えたラヴィーンは、今季ブルズで24試合すべてに先発出場し、平均27.3分16.7得点3.9リバウンド3.0アシスト1.0スティールを記録。
昨年2月に左膝前十字靭帯を断裂したラヴィーンは、長いリハビリの末に今年1月14日(同13日)に復帰し、ブルズの主軸の1人としてプレー。2月10日(同9日)に行われた古巣のウルブズ戦では第4クォーター残り3分30秒からチーム最後の11得点すべてをたたき出すなど、シーズンハイの35得点の大暴れで勝利の立て役者となった。
23歳のラヴィーンは2015、16年にオールスターのスラムダンクコンテストで2連覇を飾っており、リーグ有数のアスレティック能力を持っている。優雅な空中遊泳から豪快なダンクで会場全体を沸かせることができるだけでなく、アウトサイドシュートも上達を見せており、今後まだまだ成長が期待できる若手有望株。
はたして、ラヴィーンは来季、ヤングタレントがそろいつつあるキングスのエース候補としてプレーするのか。それとも、ブルズのユニフォームを着ることになるのか。今後の動向に注目だ。