ほろ苦いサマーリーグから一転、全米が注目した開幕戦で圧巻の25得点!
今からちょうど15年前の2003年7月9日(現地時間8日)。クリーブランド・キャバリアーズの超大物ルーキー、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)がオーランドで行われた「Summer Pro League」でサマーリーグデビューを飾った。
同年6月27日(同26日)に行われた「NBAドラフト2003」でいの一番にキャブスから指名されたレブロンが、満を持してオーランド・マジックとの初戦に出場し、14得点7リバウンド6アシストをマーク。
その後、レブロンはサマーリーグで25得点挙げた試合もあったが、クラッチタイムでフリースローをミスするなど黒星を喫していたこともあった。ある試合に負けた後、レブロンは現地メディア『Philly.com』に対してこんな言葉をもらしていた。
「これは僕にとって“Cゲーム”に過ぎない。その理由の1つは、僕らがまだ勝利を挙げていないから。もし勝つことができれば、“Aゲーム”と言うことができるんだ」。
結局、レブロンはサマーリーグをとおして平均15.8得点7.3リバウンド4.3アシスト、フィールドゴール成功率36.9パーセントでフィニッシュ。アウトサイドシュートに課題を残していた。
それでも、シーズン開幕戦となったサクラメント・キングス戦では負けたとはいえゲームハイの25得点に6リバウンド9アシスト4スティールと、見事な成績でポイントガードとしてキャブスをけん引。
開幕時のレブロンは18歳。周囲からのプレッシャーをものともせず、堂々たるパフォーマンスをデビュー戦から見せつけたのだった。