2018.07.02

今夏最大の注目FA、レブロン・ジェームズがレイカーズと4年1億5,400万ドルで合意へ

キャブスを離れてレイカーズとの契約に合意したレブロン[写真]=Getty Images
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今季途中から白熱した“レブロン争奪戦”に早くも終止符を打つ

 今夏のフリーエージェント(FA)市場において、最大の注目選手として複数チームが今季途中からSNSや看板などで勧誘し続けた超大物が、新天地でのプレーを決断した。

 7月2日(現地時間1日)、“キング”ことレブロン・ジェームズの代理人を務める会社『Klutch Sports Group』が、同社の公式ツイッターにて、衝撃の内容を投稿した。

 「シーズンMVP4度、ファイナルMVP3度、オールスター選出14度、そして2度のオリンピック金メダルを獲得したレブロン・ジェームズは、ロサンゼルス・レイカーズと4年1億5,400万ドルの契約に合意しました」。

 レブロンはロサンゼルスをビジネスの拠点としており、レイカーズがレブロン獲得を狙っていたのは紛れもない事実だった。ボストン・セルティックス(17回)に次ぐNBA史上2位の優勝16回を誇るレイカーズは、これまで数多くのレジェンドを生み出してきた名門チームである。

 だが、そのレイカーズは2013年を最後にプレーオフの舞台から遠ざかっており、ここ数年は大物FA選手獲得も失敗に終わっていた。だが、1980年代に5度の優勝をもたらした史上最高級の司令塔アービン“マジック”ジョンソンがレイカーズのバスケットボール運営部門代表へ、選手への評価に定評のあるロブ・ペリンカがGMに就任すると、風向きが変わってきた。

レブロン(右)は来季以降、ロンゾ・ボール(左)をはじめとする有能なヤングタレントたちと共に頂点を目指すこととなった[写真]=Getty Images

 昨夏からトレードやFA契約などでサラリーキャップを削減し、レイカーズは今夏、大物FA選手2人とマックス契約できるほどのキャップスペースを持っていた。

 そして最も理想的な超大物FA、レブロン獲得に成功したこととなる。現在はモラトリアム期間のため、FA選手とは交渉のみとされているが、ここまで早く代理人を務める会社がSNSでリリースするのは異例のこと。

 正式な契約内容は7日午前2時1分以降に明らかとなるが、予想外の早さでレイカーズが“レブロン争奪戦”に勝利した形となった。

NBA史上10本の指に入るスーパースターによる新たな挑戦に期待!

 キャリア15年目を終えたレブロンは、現在8年連続でファイナルに出場中(史上6人目)で、史上最長となる10年連続ディビジョン優勝を飾っている。所属チームを着実に勝利へと導くリーダーとして君臨しており、レイカーズでもその見事なリーダーシップで優勝戦線へと引き上げていくことが期待される。

 現在4年連続でウエスタン・カンファレンスを制しているゴールデンステート・ウォリアーズとは、同じパシフィック・ディビジョンに所属するため、来季以降はさらなる激戦が繰り広げられることになるだろう。

 33歳にして新たなチャレンジを選択したレブロン。NBA史上でも確実に10本の指に入るスーパースターが、新天地レイカーズでどんなパフォーマンスを魅せてくれるのか。今から楽しみでならない。

ウエストのし烈な競争の中に身を投じることを決断したレブロン。この男ならば大きなインパクトを残すことだろう[写真]=Getty Images

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