2018.08.24
7月2日(現地時間1日)にロサンゼルス・レイカーズとの契約合意に達したレブロン・ジェームズは、これまでのキャリア15シーズンすべてでイースタン・カンファレンスのチームに所属していた。
しかし今回のレイカーズ移籍により、現役選手でレギュラーシーズンMVPを獲得したことのある選手がすべてウエスタン・カンファレンスに集結することとなった。
※所属は現地時間7月1日現在(契約合意含む)、チーム名は略称
■シーズンMVP獲得経験者一覧(現役選手のみ)
レブロン・ジェームズ(レイカーズ):4回(2009、10、12、13年)
ステフィン・カリー(ウォリアーズ):2回(2015、16年)
ダーク・ノビツキー(マーベリックス):1回(2007年)
デリック・ローズ(ウルブズ):1回(2011年)
ケビン・デュラント(ウォリアーズ):1回(2014年)
ラッセル・ウェストブルック(サンダー):1回(2017年)
ジェームズ・ハーデン(ロケッツ):1回(2018年)
ただでさえハイレベルでし烈なプレーオフ出場争いを繰り広げてきたウエストは、レブロン加入によって激しさを増すことは確実。となると、プレーオフ出場チームに関しても、来季以降はイーストとウエストの上位8チームではなく、リーグ全体における上位16チームが出場すべきだろう。“キング”ことレブロンのウエスト乱入によって、プレーオフのフォーマットは変更を余儀なくされるかもしれない。
ちなみに、レブロンがレイカーズ入りしたことにより、NBA通算得点ランキングの上位8名のうち、実に6名がレイカーズでプレーすることとなった。
※記録は今季レギュラーシーズン終了時点、所属は現地時間7月1日現在(契約合意含む)、チーム名は略称
■通算得点ランキング TOP8
1.カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか):3万8,387得点
2.カール・マローン(元ジャズ、レイカーズ):3万6,928得点
3.コービー・ブライアント(元レイカーズ):3万3,643得点
4.マイケル・ジョーダン(元ブルズほか):3万2,292得点
5.ウィルト・チェンバレン(元シクサーズ、レイカーズほか):3万1,419得点
6.ダーク・ノビツキー(マーベリックス):3万1,187得点
7.レブロン・ジェームズ(レイカーズ):3万1,038得点
8.シャキール・オニール(元レイカーズほか):2万8,596得点
このランキングを見てのとおり、4位のジョーダンと6位のノビツキー以外の6名は、いずれもレイカーズでプレーすることとなる。ドラフト時のトレードによってルーキーシーズンからプレーしたコービーを除くと、5名がいずれもキャリア途中でレイカーズ入りしている点も興味深い。
なお、レブロンが計11シーズンをプレーし、16年にはフランチャイズ史上初となる優勝を果たしたクリーブランド・キャバリアーズのダン・ギルバートオーナーは、レブロンに対して「レブロン、君はホームに戻って、このチームに究極のゴール(優勝)をもたらしてくれた。キャブスのユニフォームでプレーしたすべての瞬間に感謝しています。我々は、いつの日か23番のジャージーが永久欠番になることを楽しみにしています」といった内容の声明文を発表。
レブロン自身も、SNSをとおして「ノースイーストに位置するオハイオ州の皆さん、すばらしい4シーズンをありがとう。ここは私にとって、この先もずっとホームであり続けるでしょう」と画像付きのメッセージを送り、キャブスに別れを告げた。
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