2018.08.24

「ケビン・デュラントのプレーは見ていてとても楽しい」とアンドレ・ドラモンド

理想とする選手にデュラント(右)を挙げたドラモンド(左)[写真]=Getty Images
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オールスターセンターもお手上げ!? デュラントをガードする難しさを語る

 デトロイト・ピストンズのオールスターセンター、アンドレ・ドラモンド。211センチ126キロという筋骨隆々の肉体を誇り、昨季までのキャリア6シーズンで2度のオールスター選出と2度のリバウンド王に輝いた実力者である。

 7月下旬にはアメリカ代表の候補選手として、ラスベガスで行われたミニキャンプに招待されており、2019年のFIBAワールドカップ、2020年の東京オリンピックでロースターに名を連ねる可能性を秘めたリーグ有数のビッグマンだ。

ミニキャンプではチームメートのグリフィン(左)とのマッチアップを楽しんだドラモンド(右)[写真]=Getty Images

 そのドラモンドには、理想とする選手がいるという。

 8月24日(現地時間23日)、現地メディア『TMZ Sports』からその質問を受けたドラモンドは、こう答えていた。

 「ケビン・デュラント(ゴールデンステート・ウォリアーズ)だね。彼のプレーは見ていてとても楽しいし、一緒にプレーしていても楽しいね。彼は本当にガードすることが難しいと思う」。

 ここ2年連続でファイナルMVPを獲得しているデュラントは、ビッグマンとしての高さと機敏なガードのような動きから得点を量産し、ディフェンス面でもインパクトを与えることができるリーグ屈指のスーパースター。

 現役ではトップとなる4度の得点王を獲得しており、キャリア11シーズンを終えて平均27.12得点をマーク。これはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ/平均27.15得点)に次ぐ現役2位で、歴代でも5位に入るほどの高さを誇っている。

デュラント(右)の右腕から放たれる高精度ジャンパーは、ドラモンド(左)をはじめ多くの選手たちが手を焼いている[写真]=Getty Images

 ドラモンドもデュラントについて、シンプルながら的確な言葉を口にしていた。

 「彼は7フィート(213センチ/公称は206センチだが、シューズなしの状態だとデュラント本人も認めている)なのにボールハンドリングがすごくうまい。それに数々のショットで相手をやっつけることができるからね。彼のショットを阻むことはものすごく難しいよ」。

 長い腕を頭上にセットして放たれるデュラントのジャンパーは、ほとんどブロック不可能と言っていいほどの高さを誇っており、ショットの精度もきわめて高いため、各チームはデュラントをガードすることに対して、今でも頭を悩ませている。

 そしてデュラントにはリーグ屈指のシュート力に加え、スピードやクイックネスといった身体能力、さらにはいくつものテクニックも兼備しているため、多くの選手は白旗を揚げてしまう。

 現役のオールスター選手でさえ「ガードするのは難しい」と言わしめるデュラント。3連覇を狙う王者ウォリアーズにおいても、やはりこの男は別格の存在なのだろう。

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