キャリア13年のベテラン司令塔ジャレット・ジャックがペリカンズとの1年契約に合意

堅実な司令塔として知られるジャック[写真]=Getty Images

無保証契約ながら、実績だけで見れば開幕ロースター入りする可能性は濃厚

 9月18日(現地時間17日)、ニューオリンズ・ペリカンズは、ポイントガードのジャレット・ジャックと1年契約に合意したと発表した。

 チーム側のリリースによると、ジャックの契約は無保証契約となっており、ロースター入りが確約されたわけではないという。

ニックスでプレーした昨季は、チームトップの平均5.6アシストをマーク[写真]=Getty Images

 今夏、ラジョン・ロンドがロサンゼルス・レイカーズへ移籍したことで、ペリカンズはエルフリッド・ペイトンを獲得。ペイトンが先発ポイントガードを務めることとなっているが、控えはフランク・ジャクソン、イアン・クラークのみと手薄になっており、戦力バランスを見ても、キャリア13年を誇るジャックの加入は大きなプラスとなるかもしれない。

 ジャックは2005年ドラフト1巡目22位でデンバー・ナゲッツに指名された後、ポートランド・トレイルブレイザーズへトレードで移籍し、NBAキャリアをスタート。キャリア13年でブレイザーズ、インディアナ・ペイサーズ、トロント・ラプターズ、ニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)、ゴールデンステート・ウォリアーズ、クリーブランド・キャバリアーズ、ブルックリン・ネッツ、ペリカンズ、ニューヨーク・ニックスでプレー。

 190センチ90キロという屈強な肉体を駆使したタフなディフェンスを得意としているジャックはコンボガードを務めることも可能で、堅実な選手として知られている。昨季はニックスで62試合(うち先発は56試合)に出場し、平均25.0分7.5得点3.1リバウンド5.6アシストをマークした。キャリア全体では平均27.8分10.8得点2.9リバウンド4.6アシストを残しており、これまでの実績だけで見れば、先発を任せることができる選手と言っていいだろう。

 アウトサイドシュートはあまり得意としていないものの、経験豊富なジャックならば開幕ロースターに生き残り、ペイトンやジャクソンらと共にローテーション入りできるはずだ。

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