バトラーが移籍先候補に挙げたのはネッツ、ニックス、クリッパーズ
9月20日(現地時間19日)、現地メディア『The Athletic』は、ミネソタ・ティンバーウルブズの大黒柱ジミー・バトラーがチーム側へトレードを要求したと報じた。
Breaking: Jimmy Butler has three preferred trade destinations, league sources tell @wojespn: the Nets, Clippers and Knicks.
The request for a trade was first reported by The Athletic. pic.twitter.com/ror7fTRGub
— SportsCenter (@SportsCenter) September 19, 2018
バトラーは19日(同18日)、ロサンゼルスでウルブズのバスケットボール運営部門代表兼ヘッドコーチを務めるトム・シボドーとミーティングをし、ウルブズの一員として今季プレーしたくないと語ったと複数のメディアが報じており、その時に来夏バトラーと契約したいと望むビッグマーケットへトレードしてほしいと伝えたという。
リーグの情報筋が『ESPN』に伝えたところよると、シボドーHCはバトラーをトレードすることを考えておらず、バトラーを中心にプレーオフ出場を目指したいと希望しているようだ。
しかし、ここまでトレード要求のウワサが拡大してしまっているため、このままバトラーがトレーニングキャンプに参加してシーズンを迎えても、チームケミストリーが破綻してしまう可能性が高い。
また、『ESPN』によると、バトラーはトレードを求めた理由として、オールスターセンターのカール・アンソニー・タウンズとの関係悪化を挙げているという。タウンズは今秋、ウルブズと高額な延長契約を結ぶことが確実視されている選手。バトラーはタウンズとの関係修復よりも、自らチームを離れることがベストと判断したと言っていいだろう。
今季終了後(2019年夏)にプレーヤーオプションを破棄して制限なしフリーエージェント(FA)になることができる権利を持つバトラー。来夏もウルブズに在籍していれば、5年1億9,000万ドルという長期高額契約を結ぶことができるものの、他チームと契約する場合は4年1億4,100万ドルとダウンしてしまう。
ちなみに、バトラーが移籍先候補として挙げたチームは、ブルックリン・ネッツ、ニューヨーク・ニックス、ロサンゼルス・クリッパーズ。世界最大の都市ニューヨークというフランチャイズは魅力的ではあるが、テキサス州出身のバトラーとしては、温暖な気候のロサンゼルスも決して悪くないはず。
この3チームの戦力だけを見れば、クリッパーズは最も選手層が厚い。しかし、強豪ぞろいのウエスタン・カンファレンスでは、プレーオフに出場できる保障はない。ネッツやニックスに加入する方が、プレーオフに出場できる可能性は高いかもしれない。ただし、クリッパーズは来夏に2選手とマックス契約を結ぶことができるほどのキャップスペースがあるため、クリッパーズという選択肢も捨てきれない。
はたして、バトラーは開幕前に移籍するのか。引き続き、注目していきたい。