ウェストブルックが今季初出場を果たすも、キングスに敗れてサンダーは開幕3連敗

戦列復帰したウェストブルック(右)率いるサンダーだったが、キングスに敗れて開幕3連敗[写真]=Getty Images

ゲームハイの32得点を奪ったウェストブルックの復帰戦を勝利で飾れず

 10月22日(現地時間21日)、サクラメント・キングスとオクラホマシティ・サンダーの試合が、サンダーのホーム、チェサピーク・エナジー・アリーナで行われた。

 開幕2連敗の両チームにとって、この試合は今季初白星を挙げるチャンス。特にホーム初戦となったサンダーは、大黒柱のラッセル・ウェストブルックが9月中旬に右膝の手術をしてから初登場ということもあり、大盛り上がりを見せていた。

 試合はそのウェストブルックのアシストでポール・ジョージが3ポインターを決めてサンダーが先取点を挙げると、第1クォーター残り10分42秒でウェストブルックがドライブを決めて今季初得点。

 しかし開幕3連敗を避けたいキングスも応戦し、イマン・シャンパートやバディ・ヒールドネマニャ・ビエリツァらが加点し、徐々にリードを奪っていった。第2クォーターで34-24と突き放すと、キングスは後半も攻撃の手を緩めずに131-120でサンダーを制し、今季初勝利を挙げた。

フィールドゴール13投中9本、3ポイントも7投中4本を決めたシャンパート[写真]=Getty Images

 キングスではシャンパートがチームトップの26得点に4アシスト3スティール2ブロック、ディアロン・フォックスが22得点10アシスト、ヒールドが17得点5リバウンドを挙げるなど、計7人が2ケタ得点を記録。

 一方のサンダーは、ウェストブルックがゲームハイの32得点に12リバウンド8アシスト、ジョージが29得点6リバウンド3スティール、デニス・シュルーダーが14得点8アシスト、スティーブン・アダムズが10得点14リバウンド2スティール3ブロックを挙げるもキングスを下せず。

 これにより、2008-09シーズンからオクラホマシティに本拠地が変わってから、サンダーは初の開幕3連敗を喫することとなった。

 復帰戦で早速ゲームハイの32得点を奪ったウェストブルックは、試合後に『AP』へ悔しさをにじませながらこうコメントしていた。

 「ベストなパフォーマンスができた夜ではなかったけど、まだまだ多くの試合が俺たちには残されている。だから(チームについて)特に心配はしていない。ただ、俺は負けるのが嫌なんだ。だから正直な話、俺がどうプレーしたかについてはどうでもいいこと」。

 大黒柱が戦列復帰したサンダーは、4日後の26日(同25日)にホームでボストン・セルティックスを迎えることとなる。イースタン・カンファレンスの優勝候補に対して、今度こそホームで今季初白星をつかむことができるか。注目したいところだ。

ウェストブルック自身は合格点を与えられる成績を残したものの、チームを勝たせることができなかった[写真]=Getty Images

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