ウルブズでチームメートからのリスペクトも感じることができると答えたローズ
昨季途中にミネソタ・ティンバーウルブズと契約し、シカゴ・ブルズ時代の恩師トム・シボドーHCと再びタッグを組んだデリック・ローズ。
2010-11シーズンに史上最年少でシーズンMVPを獲得したスコアリングガードは、度重なる膝のケガによって成績がダウンしていたものの、徐々に全盛期を思わせる鋭いプレーを見せている。
今季はこれまで4試合すべてでベンチスタートながら、ローズは平均28.3分14.8得点3.8リバウンド5.0アシストをマーク。フリースロー試投数(平均4.3本)と平均アシストは11-12シーズン以来の高水準を残している。
10月21日(現地時間20日)に行われたダラス・マーベリックス戦では、フィールドゴール21投中11本を決めて28得点に5リバウンド5アシスト2スティールと見事なパフォーマンスを見せた。
シボドーHCもローズのプレーを評価しており、現地メディア『Pioneer Press』へ「彼が健康である限り、リーグでもベストプレーヤーの1人であり続けるだろう」と絶賛。
それを聞いたローズは「おぉ。彼がそう言ったの?」と少し驚いたリアクションを見せると、「それはまた、うれしい誉め言葉だね」と喜んだ。
また、「(MVPを獲得した)当時のレベルに戻ることができる自信はあるか」と聞かれると、「自信があるからこそ、僕は今ここにいるんだ」と答えた。そしてローズはウルブズにおける現在の環境についてこう話している。
「キャリア初期の頃、僕はゲームの中で(エースとして)やろうとしていることが決まっていた。でも今は僕のゲームがどういうものなのかを見せようとしている。コートに出れば、チームメートたちは僕のことをわかってくれていると思う。チームメートたちは、今の僕にふさわしいと思えるリスペクトを見せてくれていると感じてるんだ」。
ウルブズはここまで開幕4試合を終えて2勝2敗。ジミー・バトラーのトレードに関するウワサは根強いものの、ここまではチームのトップスコアラーとして活躍している。ローズはベンチから得点力と勢いをもたらす貴重な役割を見事に務め上げており、チームに不可欠な存在と言っていいだろう。