6点ビハインドからデュラントを中心に47得点を挙げたウォリアーズ
10月27日(現地時間26日)、ニューヨーク・ニックスがホームのマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)で2連覇中の王者ゴールデンステイト・ウォリアーズと対戦した。
前半は互いに点を取り合い、53-53の同点で終えると、第3クォーターにホームのニックスが奮闘。このクォーターを終えて84-81とウォリアーズから3点リードを奪う。
ところが、ニックスの奮闘はウォリアーズの爆走を生むことになってしまう。
第4クォーター序盤、ニックスはトレイ・バークの3ポイントでリードを6点にまで広げるも、そこからウォリアーズが大爆発。特にケビン・デュラントが3ポインターにダンク、レイアップにジャンパーと次々にショットをねじ込み、このクォーターだけで25得点。1つのクォーターで挙げた得点としてはキャリアハイとなった。
さらに、ドレイモンド・グリーンやステフィン・カリー、クレイ・トンプソンも加点し、ウォリアーズは最後の12分間で47-16とニックスを圧倒。ウォリアーズは最終スコア128-100で勝利し、3連勝(5勝1敗)とした。
「第4クォーターは、どこにいようとボールを手にすればすべて青信号のように感じた」と試合後に『AP』へ語ったデュラント。本人が振り返ったように、このクォーターのデュラントは13本放ったショットのうち10本も決める大暴れで、ウォリアーズの爆走をけん引。
この試合、デュラントは5本の3ポイント成功を含むゲームハイの41得点に9リバウンド5アシスト、カリーは6本の長距離砲を含む29得点、グリーンが18得点6アシスト3スティール、トンプソンが12得点を挙げた。
なお、カリーは今季開幕から6試合連続で5本以上の3ポイントを成功。これにより、ジョージ・マクラウド(元ダラス・マーベリックスほか)が1996年に残したNBA最長記録に並んだ。29日(同28日)のブルックリン・ネッツ戦で5本以上の3ポイントを決めることができれば、NBA新記録を樹立することとなる。
敗れたニックスはティム・ハーダウェイJr.が24得点4アシスト、フランク・ニリキナが17得点、バークが15得点、デイミアン・ドットソンが12得点7リバウンド、エネス・カンターが13リバウンドを奪うもこれで5連敗。アトランタ・ホークスとの開幕戦に勝利後、白星から遠ざかっている。