2018.10.27
10月22日(現地時間21日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、デンバー・ナゲッツ戦で6本の3ポイント成功を含む30得点に4リバウンド6アシストをマーク。
試合はナゲッツが2点リードの終盤にフアン・エルナンゴメスがデイミアン・ジョーンズから値千金のブロックを決めて逆転勝利となり、ウォリアーズは今季初黒星(2勝1敗)を喫した。
敗れてしまったとはいえ、カリーは通算3ポイント成功数を2,145本へと伸ばし、ポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)が持つ2,143本を突破。歴代6位へと浮上した。
これにより、カリーを上回る成功数を記録しているのは5人のみ。今季カリーが長期欠場せずにプレーできると仮定すれば、5位のジャマール・クロフォード(フェニックス・サンズ/2,153本)、4位のカイル・コーバー(クリーブランド・キャバリアーズ/2,214本)、3位のジェイソン・テリー(現未所属/2,282本)を上回り、現役トップの座をつかむ可能性は十分ありそうだ。
残る2人は2位のレジー・ミラー(元インディアナ・ペイサーズ/2,560本)、1位のレイ・アレン(元シアトル・スーパーソニックスほか/2,973本)という、バスケットボール殿堂入りしたレジェンドとなっているものの、キャリア平均3.4本というハイペースで長距離砲を沈めているカリーならば、近い将来に歴代トップとなり、新記録を塗り替えることだろう。
キャリア10シーズン目となる今季、カリーは開幕3試合すべてで30得点以上を奪い、平均31.0得点と絶好調。3ポイントも成功率(47.1パーセント)、成功数(平均5.3本)共に自己最高の成績を残している。
10月20日(同19日)、カリーは現地メディア『ESPN』へこのように語っている。
「僕は決して史上最高の爆発的な身体能力があるわけでも、とんでもないスピードを持つ選手でもない。でも僕は、方向転換やスピードの変化といった面で数多くのムーブを持っている。それこそ僕が長い間、維持できているものなんだ。当分の間、この状態をキープできると思ってるよ」。
正確無比のシュート力に加えて、無数の絶妙なムーブを駆使して得点を重ねるカリー。ウォリアーズというチームがカリーに得点させようとノーマークにするシーンがあることも事実だが、カリーだからこそここまで高確率でショットを決め切ることができていると言っていい。
はたして、今季はどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。揺るぎない自信を手に入れたカリーから目が離せない。
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