主要3項目でキャリアハイをマークし、キングスをけん引したフォックス
11月2日(現地時間1日)、4連勝中のサクラメント・キングスがアトランタ・ホークスのホーム、ステイト・ファーム・アリーナに乗り込んだ。
前半をキングスが69-64と5点リードで終えると、第3クォーターでオフェンスが爆発してホークスを突き放す。
このクォーター、キングスはディアロン・フォックスのジャンパーからバディ・ヒールドのレイアップ、ウィリー・コーリー・スタインのショットと続き、ホークスを圧倒。終わってみれば46-23とダブルスコアを記録。
第4クォーターでホークスが対抗するも、キングスの勢いは止まらず。最終スコア146-115と快勝。この勝利で5連勝となったキングスは、今季成績を6勝3敗とした。
この日の主役はなんと言ってもフォックスだろう。2年目を迎えたポイントガードは、いずれもゲームハイとなる31得点10リバウンド15アシストの大活躍。自身としても主要3項目でキャリアハイとなり、キャリア初のトリプルダブル。
20歳と316日でトリプルダブルをマークしたフォックスは、21歳未満の選手として30得点以上のトリプルダブルを達成した史上2人目の選手となった。過去にこの記録を残したのがレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ/2度)だけと考えると、すばらしい快挙と言っていいだろう。
実はフォックス自身、この日のスタッツについてはあまり意識していなかったという。「チームメートたちが僕に『もう少しだ。取りに行け』と言ってくれたんだ」と試合後に『AP』へ明かしている。
ホークスのロイド・ピアースHCはフォックスについて、こう答えていた。
「フォックスはベストではなくとも、リーグで最も速い選手の1人。彼はほかの選手とは違ったエンジンを持っているね。常にゲームの中でペースを操っていた。彼が3ポイントを決めてくると、止めるのは難しいよ」。
キングスではフォックスのほか、ヒールドが5本の3ポイント成功を含む27得点に5リバウンド6アシスト2スティール、ネマニャ・ビエリツァが19得点、ベンチスタートのマービン・バグリー三世が18得点5リバウンド、コーリー・スタインが12得点6リバウンド3スティールと続いた。
一方のホークスでは、ジェレミー・リンが23得点、トレイ・ヤングが14得点10アシスト、ケント・ベイズモアが14得点、ディアンドレ・ベンブリーが13得点を記録。この敗戦でホークスは4連敗となり、今季成績を2勝6敗とした。