バックスGMが断言「今季か来季のどこかで、ヤニスは3ポイントをマスターするはずだ」

バックスの命運を握るアデトクンボ[写真]=Getty Images

今夏の特訓の成果はまだ出ていないが、近いうちに変貌するとGMが予想

 11月10日(現地時間9日)、現地メディア『ESPN』の番組“The Jump”に、ミルウォーキー・バックスのジョン・ホーストGMが出演した。

 今季ここまで9勝2敗のバックスは、9日(同8日)に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズとの試合にも快勝し、絶好調をキープしている。

 そんな中、ホーストGMはチームの看板選手、ヤニス・アデトクンボの3ポイントシュートについて言及。

 「毎年、彼は何かしら新たな武器を身に付けてくる。今季途中か来季のどこかで、3ポイントをマスターした彼を見ることになるだろう。このことは、リーグの誰もがすごく恐ろしいと感じるだろうと私は見ている」。

 今夏も3ポイントを練習していたアデトクンボは、今季10試合に出場して平均25.6得点12.9リバウンド5.7アシスト1.0スティール1.3ブロックと大車輪の働きでバックスをけん引しているのだが、3ポイントに関してはまだまだワークアウトの成果を発揮できていない。1試合平均2.3本放つも、成功はわずか平均0.2本。成功率に至っては8.7パーセントと不発。

 バックスは今季、マイク・ブーデンホルザーHCを迎え、リーグでもトップクラスの3ポイントを多用するチームへと変貌しているのだが、アデトクンボはチームの大黒柱として、シューターたちにショット機会をクリエイトしている。

アデトクンボを中心にまとまりを見せるバックス[写真]=Getty Images

 リーグトップクラスの3ポイント試投数を誇るバックスで最も放っているのはチーム第2の得点源クリス・ミドルトン(平均8.0本)。続いて新加入したセンター、ブルック・ロペスの平均6.2本、先発ポイントガードのエリック・ブレッドソーが平均4.5本を記録。

 ホーストGMは、ウォリアーズ戦でゲームハイの26得点を挙げたブレッドソーについても称賛していた。

 「ブレッドソーは昨夜、すばらしいパフォーマンスを見せていた。彼にスペースを与えてしまうと、どんな選手であろうと1対1でガードすることは難しい。ヤニスと彼をスタートに据えることで、このチームに大きな恩恵をもたらすことができるんだ。我々は彼らの周囲に有能なシューターを配置している」。

 今後アデトクンボが3ポイントを効果的に決めることができるようになると、バックスのオフェンスはますます抑えることが難しくなりそうだ。 

アデトクンボが3ポイントをレパートリーに加えれば、アンストッパブルな選手となりそうだ[写真]=Getty Images

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