2018.10.17
ミルウォーキー・バックスのオールスターフォワード、ヤニス・アデトクンボは211センチの高さとウイングスパン221センチという長さを併せ持つ長身オールラウンダー。
リング下を中心に、相手チームのゴールへと襲い掛かり、昨季はキャリアハイとなる平均26.9得点10.0リバウンドに加えて4.8アシスト1.5スティール1.4ブロックをたたき出した。
ただし、アデトクンボの攻防両面における万能性は誰もが認めるものの、アウトサイドシュートに関してはまだまだ改善の余地があった。
というのも、昨季はリング下で76.1パーセントという驚異的なフィールドゴール(FG)成功率を残した半面、リングから離れるにつれて成功率は激減。3~10フィート内では36.3パーセントまでFG成功率がダウン。10~16フィート以内では36.1パーセント、16フィート~3ポイントライン手前までは34.2パーセントと、相手チームへの脅威は半減している。
さらに、3ポイントはキャリア5シーズンをとおして通算28.4パーセントでしかなく、平均1.0本以上成功させたシーズンも皆無。3ポイントラインから1ドリブルとステップワークでリムまで到達してフィニッシュできるとはいえ、オールラウンダーとしてアウトサイドシュートを磨くことはアデトクンボにとって課題の1つだった。
そんな中、9月23日(現地時間22日)にアデトクンボがチーム公式ツイッターのインタビューで、その3ポイントについて語っていたので紹介したい。
「僕は(3ポイントを)練習しているんだ。選手として、僕が3ポイントを決められないと思っている人たちにそれが間違ってると証明したい。だから練習を続けているんだ。(この夏の練習で)僕は決められるようになったから、今シーズンを楽しみにしている。今季はゲームの中でいくつか決めていくつもりさ」。
"I'm an MVP of life. I've done something to help my family…"@Giannis_An34 on the Playoffs, Coach Bud and the MVP: pic.twitter.com/oyuvXVEhlM
— Milwaukee Bucks (@Bucks) September 22, 2018
マイク・ブーデンホルザーを指揮官に迎えたバックスは、今夏にブルック・ロペスとアーサン・イリヤソバというベテランビッグマンを獲得。3ポイントシュートを決めることができる両選手の加入により、アデトクンボがポストプレーやドライブを仕掛けるスペースを与えることになるだろう。
そこにアデトクンボ自身の3ポインターも加わることとなれば、得意とするドライブの成功率もアップすることが見込めるし、チームメートへのアシストも増えるのではないだろうか。
また一つ、新たな武器を加えたアデトクンボのプレーに注目していきたい。
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