2018.09.23
レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)をフリーエージェント(FA)で獲得しようと、数多くのチームがSNSなどを通じてアピールする中、ミルウォーキー・バックスの大黒柱ヤニス・アデトクンボもレブロン獲得競争に足を踏み入れた。
今夏プレーヤーオプションを行使して制限なしFAになることが確実視されるレブロン。移籍先候補としてロサンゼルス・レイカーズやヒューストン・ロケッツ、サンアントニオ・スパーズにフィラデルフィア・セブンティシクサーズといったように複数のチーム名が挙がっているのだが、バックスという言葉は聞こえてこない。
おそらく、バックスにはアデトクンボという驚異の万能戦士がいるからに違いない。211センチというサイズにガード並みの身体能力を兼備したアデトクンボは、バックスを攻防両面で支えていると言っても過言ではないからだ。
そんな中、6月22日(現地時間21日)に母国ギリシャの新聞にアデトクンボのインタビューが記載されていた。『Reddit』ではその翻訳版が一部掲載されており、レブロンについてアデトクンボはこのように語っていた。
「レブロンはミルウォーキーに来るべきだね。なぜかって? 彼は今、8年連続でNBAファイナルに出場しているんだよね。もしここに来れば、9年連続が確実になるからだ」。
レブロンとアデトクンボがチームメートとして一緒にプレーする? コート上ですべてをこなす驚異のオールラウンダーがチームに2人もいれば、とんでもないことになる。両者がコート狭しと駆け回り、相手チームに毎晩どころか毎分、毎秒、悪夢を見させること間違いなしだ。
もっとも、現時点でこの2人によるデュオ結成は非現実的。そもそもバックスは来季、アデトクンボのほかに5選手へ年俸1,000万ドル以上を支払うこととなっており、総年俸はすでに1億ドルを超えている。よって、レブロンへ超高額年俸を提示することは事実上不可能。
さらに、アデトクンボに次ぐベストプレーヤー、クリス・ミドルトンとの延長契約、ジャバリ・パーカーとの契約も抱えており、前途多難となっている。来季年俸が1,500万ドルと高額なエリック・ブレッドソーのトレードがウワサされているものの、実現する目途はたっていない。そのため、FAとなったレブロンがミルウォーキーに降り立つことはほぼないだろう。
ただし、バックスがもし大幅なサラリー削減に成功し、アデトクンボとレブロンによる超豪華タッグが形成されれば、フィットするかどうかは別として、毎試合がオールスターゲームのように華やかなものとなるに違いない。
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