バトラーがシクサーズのデビュー戦で14得点を挙げるも、終盤に逆転したマジックに軍配

バトラー(左)は14得点を挙げるも、マジックの追い上げに耐え切れずシクサーズは惜敗[写真]=Getty Images

第4Qに16点ビハインドを覆し、接戦に持ち込んだマジックが貴重な1勝

 11月15日(現地時間14日)、オーランド・マジックがホームのアムウェイ・センターにフィラデルフィア・セブンティシクサーズを迎えて一戦を行った。

 この日の注目は、ミネソタ・ティンバーウルブズからトレードでシクサーズに加入したジミー・バトラー。アウェーではあったものの、早速スターターに名を連ねた。

 シクサーズはベン・シモンズジョエル・エンビードとバトラーの新生“ビッグ3”の周囲にベテランシューターのJJ・レディックと両フォワードをこなすベテラン、ウィルソン・チャンドラーというスターターで臨んだ。

 ゲームは第3クォーターに35-23とマジックを圧倒したシクサーズが87-76と11点リードで最終クォーターへ。

 第4クォーター。シクサーズはチャンドラーのショットとエンビードの3ポイントでリードを16点に広げたものの、ホームのマジックが追撃開始。

 ジョナサン・アイザックのショットを皮切りに、ニコラ・ブーチェビッチのジャンパーやジェリン・グラントの3ポイントが決まるなど、21-0のランを見せてマジックが97-92と一気に逆転してみせた。

 その後、両チームは僅差の攻防を続けて終盤まで接戦となるも、残り8.7秒にテレンス・ロスが貴重な3ポイントをねじ込み、最終スコア111-106でマジックが制して今季7勝目(7勝8敗)をもぎ取った。

試合を決めたのは伏兵ロス。この日3本目の3ポイントが決勝弾となった[写真]=Getty Images

 勝利したマジックでは、ブーチェビッチがゲームハイの30得点に8リバウンド4アシスト2スティール、アーロン・ゴードンが17得点6リバウンド6アシスト2ブロック、ロスが15得点7リバウンド、ジョナソン・シモンズが12得点を奪取。

 勝負どころの第4クォーターだけで11得点を挙げたブーチェビッチはこの試合について『AP』へこう振り返っている。

 「彼らはビッグトレードに成功したから、気合を入れてゲームに臨んでくると僕らはわかっていた。48分間、僕らは冷静さを保つことができたんだ。16点ビハインドになっても戦い続けることができた。彼らの猛攻をストップできたのは大きかったね」。

 一方のシクサーズでは、レディックがチームトップの22得点に4リバウンド6アシスト、エンビードが19得点13リバウンド10アシストをマークしてキャリア初のトリプルダブルに2ブロック、チャンドラーが14得点、バトラーは14得点4リバウンド2アシスト、シモンズが9得点6アシストを挙げるも、最終クォーターでマジックに逆転を許してしまった。

 「勝てる要素はあった。でも勝利できなかったことの言い訳にはできない。何があろうと、俺たちは勝つことを期待されていた。俺も含めて皆がチームとして勝つことを期待していたんだ」と、バトラーは敗戦を悔んだ。

ビッグ3体制初戦はマジックに惜敗となった(左からシモンズ、エンビード、バトラー)[写真]=Getty Images

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