接戦を何度も落としてきたホーネッツがケンバとパーカーの活躍で勝利
11月20日(現地時間19日)、シャーロット・ホーネッツがホームのスペクトラム・センターでボストン・セルティックスとの試合に臨んだ。
18日(同17日)のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦。ホーネッツのケンバ・ウォーカーがキャリアハイの60得点をたたき出したものの、ジミー・バトラーの決勝弾を浴びてしまい、119-122と惜敗していた。
この試合でも、ケンバは積極果敢に点を積み重ねていった。特に圧巻だったのは、84-87の3点ビハインドで迎えた第4クォーター。シクサーズ戦では最終クォーターだけで19得点を奪っていたケンバは、この日のセルティックス戦でもショットの雨を降らせ続けて21得点を奪取。
3点リードで迎えた残り33.3秒にはこの日7本目となる3ポイントをねじ込み、試合の行方を決定づけた。ケンバはこの試合もショットが絶好調で、フィールドゴール25投中14本、うち3ポイントを13投中7本成功、フリースローを9投中8本決めてゲームハイの43得点に4リバウンド5アシストをマークし、ホーネッツに今季8勝目(8勝8敗)をもたらした。ケンバは試合後に『AP』へこんな言葉を残している。
「僕はただ勝ちたかった。接戦で勝ち切りたかったんだ。僕らはほとんどの試合で、接戦の展開だった。これまでは多くの試合を落としてきたけれど、今夜は勝利することができたからいい気分だ」。
ホーネッツはこの勝利でイースタン・カンファレンス8位に浮上したのだが、3点差以内のゲームでは1勝5敗と何度も惜敗してきた。それだけに、この勝利は大きな価値があると言っていいだろう。
その中で貴重な働きを見せたのがトニー・パーカーだ。キャリア18シーズン目の大ベテランは、2点差まで詰め寄られた第4クォーター残り3分から、2本連続でプルアップジャンパーを突き刺し、ホーネッツに貴重な得点をもたらした。パーカーの得点は7だったものの、ジェームズ・ボレーゴHCの期待に応える、見事なプレーだった。
ホーネッツではケンバとパーカーのほか、ジェレミー・ラムが18得点6リバウンド、ビリー・エルナンゴメスが14得点を挙げた。
一方のセルティックスでは、カイリー・アービングが27得点5リバウンド11アシスト2スティール、ジェイソン・テイタムが18得点6リバウンド、マーカス・スマートが14得点を挙げたほか、3選手が10得点を記録している。