2018.11.18

ケンバが今季リーグハイの60得点を奪うも、バトラーが終止符を打ってシクサーズが勝利

延長終盤にケンバをブロックし、決勝弾となる3ポイントを沈めて勝利をもたらしたバトラー[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

“ケンバ・ナイト”に会場全体が沸く中、値千金のプレーを決め切ったバトラー

 11月18日(現地時間17日)、シャーロット・ホーネッツはホームのスペクトラム・センターでフィラデルフィア・セブンティシクサーズを迎えた。

 14日(同13日)に行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦で、フィールドゴール16投中成功わずか2本の7得点に終わっていたホーネッツのエース、ケンバ・ウォーカーがこのシクサーズ戦でキャリアベストと呼べるほどのパフォーマンスを見せた。

 アウェーのシクサーズが第1クォーターに42-30でホーネッツを圧倒する中、ケンバはコート上で華麗にダンスするかのように舞い、レイアップやジャンパー、3ポイントなどありとあらゆるショットを沈めていく。

 この日ケンバがたたき出したスコアはなんと60得点。ホーネッツのフランチャイズ新記録であり、今季リーグハイかつキャリアハイの得点となった。

 しかし、ホーネッツは延長の末に119-122で惜敗。延長終盤にケンバはジミー・バトラーのブロックに遭い、残り0.3秒にそのバトラーが決勝弾となる長距離砲をねじ込み、シクサーズが劇的な勝利を飾ったのである。

 「良い感じさ。コーチとチームメートたちが俺に自信を与えてくれたのさ」と試合後に語ったバトラー。勝負どころで殊勲の働きを見せたバトラーは、ラストショットを放つまでフィールドゴール10投中3本しか決めていなかったものの、見事に重要なショットを決めてみせた。

チームトップの33得点を挙げてシクサーズをけん引したエンビード[写真]=Getty Images

 勝利したシクサーズでは、ジョエル・エンビードが33得点11リバウンド2ブロック、ベン・シモンズが23得点11リバウンド9アシスト2スティール、JJ・レディックが5本の3ポイント成功を含む23得点、バトラーが15得点4アシスト2スティール2ブロックを記録。

 一方、惜しくも敗れたホーネッツのケンバは、この試合でフィールドゴール34投中21本、うち3ポイントを14投中6本成功に加え、12本のフリースローをすべて決め切った。さらに7リバウンド4アシスト4スティールをマーク。

 「僕は自分のことを誇りに思う。今夜は信じられないほどすごいものだった。でもこのチームが負けてしまい、頭にきている。僕は競争心の塊だから」と言い残したケンバ。惜しくもゲームには敗れてしまったものの、見事なパフォーマンスだった。

 ホーネッツではケンバのほか、ジェレミー・ラムが20得点10リバウンド、コディ・ゼラーが10得点7リバウンド4アシストを挙げるも、2ケタ得点は計3選手のみに終わった。

60得点というパフォーマンスは評価したものの、試合に負けてしまったことに悔しさをあらわにしたケンバ[写真]=Getty Images

ケンバ・ウォーカーの関連記事